Go Toトラベル、感染防止策徹底を 遵守しなければ支援事業から「取り消す」―赤羽国交相
赤羽一嘉国土交通相は17日の記者会見で、新型コロナウイルスの拡大に伴い打撃を受けた観光業界を支援する「Go Toトラベル」事業について、旅行業者、宿泊施設側に感染防止策として「これまで必ずしも行われてこなかったものについても、厳しく義務付けることにした」と語った。そうした対策を実施している旨をホームページやフロントに掲示することとし、遵守されていないことが判明した際にはGo To事業の対象から「取り消す」とした。 【動画】赤羽国交相が会見 GoToトラベル「東京対象外」の詳細は
具体的には、旅行業者、宿泊業者に対しGo To事業の参加条件として、(1)チェックイン時に旅行者全員に本人確認と検温を徹底する(2)チェックインは直接の対面を避ける策を講じる(3)発熱、風邪症状がある場合には保健所に連絡・対応する体制を確立する――などの点について「必ずやっていただく」と述べた。 また、浴場・飲食スペースなどの共用施設では人数制限、利用時間の制限を設けながら3密対策をする、食事の場では座席の間隔をあける、ビュッフェ方式では宿泊所従業員が個別の提供を行うことなどについても言及した。 さらに(1)若者の団体旅行(2)重症化しやすい高齢者の団体旅行(3)大人数の宴会を行う旅行――は感染リスクが高いと指摘。旅行商品の販売業者、宿泊施設側に対し、これらの旅行については「控えていただくことが望ましい旨、利用者に周知し、了解を得る事を求めていきたい」とも語った。