【レビュー】フロイド・メイウェザー、ジョン・ゴッティ3世をエキシビジョンの再戦で圧倒 | ボクシング
フロイド・メイウェザーがエキシビションマッチでジョン・ゴッティ3世と対戦した。試合はメイウェザーが終始圧倒した。
フロイド・メイウェザーJrとジョン・ゴッティ3世のエキシビジョンでのリマッチでは、昨年の初対決のような過剰なトラッシュトークや乱闘は見られなかった。 日本時間8月25日、「ザ・ベスト・エバー」(史上最高)を自称するメイウェザーは、メキシコシティのアレナ・CDMXで8ラウンド2分間のボクシングレッスンを繰り広げ、意外なライバル関係に終止符を打った。試合はDAZNで生中継された。 47歳のレジェンドは、ジャブでペースを握りながらコンビネーションの流れを作り、ボディへも攻撃を加えた。ゴッティ3世のショットの回避をこなしつつ、笑顔を見せるなど、リング上で自由自在に動いていた。 「俺たちは人々のためにショーを見せなければならなかった。ゴッティが約束を守ったことに感謝したい」とメイウェザーはDAZNの生中継で語った。2人は抱擁を交わし、残っていた悪感情を解消したようだった。 ゴッティ3世は「ヤツはまだ才能を残している」と語った。 まさにその通り。メイウェザーは16分間のエキシビジョンで、未だに卓越した技術を持っていることを証明した。 再戦で唯一の論争が生じたのは、第2ラウンドでレフェリーがメイウェザーに後頭部を打つことについて警告した時だった。メイウェザーは繰り返しレフェリーに「どけ!」と命じた。その要求は実現し、レフェリーは即座に交代された。 試合が再開されると、メイウェザーは再びジャブを完璧に決め、ゴッティ3世のガードを簡単に突破した。 ゴッティ3世はメイウェザーの高度なボクシング技術についていくことはできなかったが、恥じることはない。メイウェザーの50勝0敗の戦績が示すように、対戦相手は誰もその見事なボクシングを解き明かすことはできなかったのだから。 試合後、メイウェザーはもう一人のボクシングレジェンドである62歳のフリオ・セサール・チャベスとエキシビジョンマッチを行う考えを事実上否定。代わりに、チャベスがエキシビションマッチの先人として道を切り開いてくれたことに感謝を示した。
Mark Lelinwalla