アンジュルム前リーダー竹内朱莉「愛」を語る ソロデビュー「新鮮な気持ち」卒業後の心境の変化とは?
愛で終わり、愛で始まる
アイドルグループ・アンジュルムの前リーダーで、歌手や書家としてマルチに活躍する竹内朱莉(27)が福岡市を訪れ、西スポWEB OTTO!のインタビューに応じた。昨年12月25日にファン待望のソロデビューシングル「愛だろ、やっぱ!/泣いてOVER」をリリースした彼女に、新曲への思いやグループ卒業後に感じた心境の変化、新年の抱負などについて聞いた。(聞き手・構成=生野秀樹、写真=佐藤泰輔) ■竹内朱莉昨「愛」【実際の作品はこちら】 ――アンジュルム卒業から1年半でソロデビュー。今の気持ちは? ファンの皆さんが想像以上にデビューを喜んでくださったので、とても良かったなと思います。グループでの活動とは違うこともたくさんあって、新鮮な気持ちで楽しませてもらっています。 ――新曲のタイトルに使われている「愛」という言葉は、今や竹内さんの代名詞ですね。 アンジュルムでの私のラストツアーのタイトルが「BIG LOVE」でしたしね。グループ活動を「愛」で終えて、ソロ活動も「愛」で始まる。とてもすてきだと思います。これまで仲間意識という意味での「愛」をずっと大切にしてきました。1人にはなりましたが、この曲を通して、いろんな方に愛を伝えられたらいいなと思います。 ――「愛だろ、やっぱ!」の聞きどころは? 歌詞がすごいキャッチーで、印象に残るフレーズが多いですよね。特にサビの歌詞は勇気をもらえるというか、背中を押してもらえる感じがして、すごく好きです。 ――対照的に「泣いてOVER」はかなわぬ恋に苦しむ女性の歌です。 アンジュルムでは歌ったことがない感じの曲です。アンジュの曲に出てくる女の子は失恋しても強気で、泣いて悲しむことがほぼなかったので、ここまでしっかり泣いている曲を歌うのは新鮮です。ファンから「私も失恋したばかりなので、この曲でたくさん泣かせてもらっています」という声もいただきました。「泣いてOVER」に思いっきり浸っていただいた後は、「愛だろ、やっぱ!」で元気を出してもらいたいですね。 ――ミュージックビデオ(MV)撮影はどうでした? MV撮影に関しては、ものすごくスムーズでしたね。グループ時代は時間が押すのが当たり前で、今回も何時までかかるんだろうと思っていたんですよ。ところが休憩時間がほとんどなくて大変だった分、おうちで夜ご飯を食べられるくらい早く終わったので、1人ってすごいなって思いました。「愛だろ、やっぱ」のMVは最後にカラオケボックスから立ち去るシーンがあるのですが、まさにそんな感じでさっそうと帰って行きました(笑) ――逆に1人になって大変なことはありますか? リリースイベントを1人でやらせていただくのは大変です。アンジュルムではファンの皆さんにお話しする内容もメンバーで分担できていたんですが、今は全部1人でしゃべらなきゃいけないので…。ネタ切れっていうか、うわっ、何をしゃべろう!みたいな感じになっちゃいますね。 ――アンジュルムは2024年12月17日でスマイレージからの改名10周年を迎えました。今のグループを、どうご覧になっていますか。 10年前のこの日は、スマイレージのラストライブがあった日なんですよ。こんなに長くグループが続いてきたんだなと思う一方、あの時のメンバーがもう誰もいないのはすごく不思議な感じです。最近では、川村文乃ちゃんの卒業コンサートを見に行きました。かむ(川村)が抜けて、みんなどういう気持ちでいるんだろうっていうのはすごく気になるところではありますが、卒業コンサートはめちゃくちゃ格好よかったです。アンジュルムの歴史は現メンバーがちゃんとつないでいってくれていますし、私もその一部だったんだと思うと、すごくうれしいです。 ――竹内イズムもしっかり受け継がれていますよね。特に橋迫鈴ちゃんを見ているとそう思います。 あはは、そうですね。マネジャーさんに迷惑かけない程度にやってほしいです(笑) ――アパレルブランド「takee(テイキー)」を立ち上げました。11月に発売したファーストアイテムのパラシュートパンツはたちまち完売でしたね。 多めに作ったので、即完売には驚きました。元々、まさか自分がアパレルをやるとは思っていなかったんですよ。アンジュルムで同期だった勝田里奈ちゃんが「PoFF」というアパレルブランドを持っていて、間近で見ていると大変そうだったので…。 それでも仕事のお誘いを受けて、生地選びからデザインまですべてやらせていただいて、とっても楽しいです。自分が着たい服と皆さんが欲しい服は違うのかなという不安もありましたが、売り切れという形になって、ほっとしました。私は基本的にカジュアルな服が好きなので、男女どちらも着られるようなユニセックスの服を作っていけたらいいなと思います。