2023年クイーンC勝ち馬ハーパーが現役引退 友道調教師「フレッシュな若いうちに」
2023年のクイーンCを勝ったハーパー(牝4歳、栗東・友道康夫厩舎、父ハーツクライ)が11月14日付けで競走馬登録を抹消されることが分かった。友道調教師が明らかにした。今後は北海道安平町のノーザンファームで繁殖牝馬となる。 【データでみる】ハーパーの血統、戦績 同馬はアルゼンチンの2歳牝馬チャンピオンを母に持つ血統。2歳時の12月に初勝利を挙げると、続くクイーンCで重賞初制覇を飾った。3歳牝馬3冠路線ではリバティアイランドという高い壁の存在もあり、(4)(2)(3)着と勝ち切れなかったが、常に上位争いを繰り広げていた。 しかし、昨年末の有馬記念から今春、今秋と大敗が続き、前走のエリザベス女王杯(17着)がラストランになった。通算成績は12戦2勝。総獲得賞金は1億9641万2000円。 友道調教師「2、3歳の頃は全力で走ってくれていましたが、最近は前向きさがなくなっていましたね。本当はもう1年ぐらい頑張って欲しかったけど、フレッシュな若いうちにということです。血統もいいし、牝馬にしては馬格もあるので、いい子供を出してほしいと思います」
報知新聞社