クラウドEC構築プラットフォーム「メルカート」、定期販売機能とプランを大幅アップデート
エートゥジェイは、クラウドECサイト構築プラットフォーム「メルカート」において、定期販売機能、およびプランの大幅な拡充を実施した。これによりメルカートを利用する事業者は、より柔軟かつ効率的な商品の提供が可能となった。LTVと収益の最大化の同時実現を支援する。 エートゥジェイの提供する「メルカート」は、ECサイト構築実績国内NO.1を誇る「ecbeing」から誕生したクラウドECサイト構築プラットフォーム。 「定期プラン」では、トレンド機能や法令対応の自動バージョンアップ機能、プログラムが不要で直感的にコンテンツの作成や更新が可能なノーコードCMS、クロスセルやアップセルを促進する接客機能「AIレコメンド」、売上データや顧客行動を分析する管理ツールなど多面的にAI技術を活用した機能、国内90%の決済方法対応などの多彩な機能と、充実サポート体制を整え、あらゆる角度から売上アップと業務効率アップを実現を支援している。 このほど、定期販売機能とプランの大幅アップデートを実施した。頒布会機能を含めた10機能を新たに追加し、定期販売モデルのLTVと収益性の最大化を支援する。 販促バリエーションの強化では、「頒布会機能」と「定期回数施策強化」を実施。「頒布会機能」では、定期商品出荷時に、回数ごとや月ごとに異なる商品を届けることができる。2回目以降に詰め替え用商品を送る際や、季節ごとに旬な商品を配送する際に活用が可能だ。ユーザーが知らない商品を試してもらうきっかけを作るだけでなく、同じ商品を届け続けることが難しい場合の収益安定企画としても活用できる。 「定期回数施策強化」では、定期継続回数に応じて回数ごとの価格変更やノベルティ付与が可能となった。継続状況に応じた特典を強化することにより、継続率アップが期待できる。 業務・作業効率化では、クレジットカード番号の自動洗い替え機能の実装、マイページでの変更強化、定期移行ツールの実装を実施した。 クレジットカード番号の自動洗い替え機能は、クレジットカードの有効期限からカードの有効性をチェックし、有効期限が切れる際に自動で最新のクレジットカード情報へ更新する機能。自動で最新のクレジットカード情報が反映されるため、オーソリ失敗による予期せぬ離脱防止や有効期限切れユーザーへのアナウンス工数の削減、ユーザーのカード情報再入力や支払方法変更の手間軽減など、業務負荷軽減と同時にLTV向上を見込むことができる。 マイページでの変更強化では、ユーザーがマイページの定期契約メニューから、次回以降の受け取り商品の変更や、支払方法の変更が可能となった。定期の解約から再購入する手間を軽減し、ユーザーへの利便性向上や定期継続率の向上が見込める。 カートシステムをリプレイスする際に、定期コース情報を移行できるツールも追加した。情報の移行が必須とされる定期データに対し、ツールに開発コストをかけることなくリプレイスが可能となる。 分析機能の強化においては、定期分析機能、出荷予測機能、解約理由アンケートを実装。定期分析機能では、商品ごとに新規契約数や解約数など、定期に基づく詳細な分析が可能となった。従来のRFM分析に加え、顧客の傾向把握や各定期コースのパフォーマンスが可視化でき、定期施策の考案に貢献する。 契約されている定期コースに対し、未来の予定出荷数が予測できる出荷予測機能に加え、定期解約時に解約理由を入力する機能も追加し、この機能を用いた解約分析により解約傾向を把握し、定期継続に向けた施策強化に貢献する。 その他にも、定期契約時に利用できる支払方法への「AmazonPayCV2」の追加、マイページの定期契約ページのデザインの刷新を実施した。新デザインのマイページは、定期コースの状況が可視化され、UIを改善することで利便性の向上を図った。 さらに今後は、コールセンター向け決済サービスとの連携も予定している。コールセンターや代理受注の際に専用端末からクレジットカード決済が可能となり、事業者は既存のシステムフローの変更や大きなシステム投資を行うことなく、クレジットカード情報の非保持化対応に準拠することでセキュアで安全な定期販売モデルの提供が実現できる。
日本ネット経済新聞