SS復帰決めても気合満点! 好発進を狙う郡司浩平「優勝しないとグランプリに出られない気持ちで」/競輪祭
小倉競輪のナイター「朝日新聞社杯競輪祭・第2回競輪祭女子王座戦(G1)」は19日、初日を迎える。6Rの一次予選①を走る郡司浩平(34歳・神奈川=99期)に話を聞いた。 グランプリへのラストバトルという性質上、どうしてもグランプリ出場権争いに注目が集まってしまうが、確定組にとっても今年最後のGIは年末に向けて非常に重要な大会だ。今年最初のGI・全日本選抜を制して早々と今年のグランプリ切符を獲得、来年のS級S班復帰を決めた郡司浩平は言葉の端々から今大会にかける思いが伝わってきた。 「寛仁親王牌は決勝で先行出来たけど、あれで持たないのはまだまだ力不足。走りながら課題も見つかっている。最後(のG1)も獲るつもりでグランプリに向かいたい。優勝しないと(グランプリに)出られないくらいの気持ちで初日から頑張りたい」 親王牌決勝は積極策に出たが、優勝した古性優作に真後ろに入られる不運もあった。それでも“力不足”と表現。S級S班から陥落した今年は優勝した全日本選抜を皮切りに、G1高松宮記念杯、G2サマーナイトフェスティバル、G1オールスター、G2共同通信社杯、G1寛仁親王牌でファイナル入りし、出場したG2以上のレースで決勝進出を逃したのはG1日本選手権だけ。それほどの安定感を見せながら、納得する様子は一切見られない。 「自分なりにここへピークを持ってこられるようにやってきた。あとはレースで力を出すだけ。初日からいい感覚を持って走りたい」 年末のことなど微塵も考えず、目の前のレースに集中する。4年前、初めてG1タイトルを獲得したゲンのいい大会で、今年最初のG1覇者が好発進を狙う。(netkeirin特派員)