医学部受験のプロが警鐘…合格可能性がガクッと下がる「面接でのNG行為」
さいごに
医学部入試における面接試験の重要性は年々高まっています。医療は命に係る仕事だからこそ、大学側は医師にふさわしい人格者を選びたいと考えており、大学の受験担当者の中には「うちの大学の二次試験では、学科と面接のウェイトがひっくり返る」と公言する人もいるほどです。面接試験の配点が増加する傾向は国公立大学で急速に高まっており、学科試験と面接試験の配点割合を見ると、3分の1以上が面接に配分されている例も散見されます。 今後は国公立か私立かを問わず、「面接で落ちる」というケースが増えてくると考えられます。 医学部に合格する学力をつけることは、誤解を恐れずに言えば、そこまで難しいことではありません。「正解」があることをやっているからです。 一方、小論文・面接は「正解」が一つではありません。 特に最近では面接でMMI(Multiple Mini Interview)を取り入れている大学も増えいます。 最後の最後で自分の意図と異なる失敗をしないよう、「正解」が一つではない小論文・面接試験の準備にも、しっかり時間を割きたいところです。 亀井 孝祥 医学部受験専門予備校メディカ 代表、数学講師 愛知・東海高校から東京理科大学へ。塾講師を経て医学部受験予備校YMSにて数学科主任、教学部長など9年務めたあと、姉妹校設立のため独立。姉妹校提携解消後、医学部受験専門予備校メディカを設立。現在に至る。
亀井 孝祥