PCR拡充が必要 専門家会議が会見(全文2)軽症者を迅速・確実に検査する体制に
いろんな指標を総合的に考える必要がある
だから、従っていろんな指標を総合的に考える必要がありますけども、それぞれの指標にある程度、数値的な目安がないと分類できない。それがないと非常に判断が恣意的、あるいは政治的なことになってしまうので、ある程度の目安。ただその目安は算数のように49は良くて50は駄目だというような考え方、そういうこと。 あとさらにそういう計量的なことをできるプラス、要は定性的な医療制度の問題だとか、そういうことを加味してやるんで、最終的には何か今、14日とか、その後という話。いずれその時期が必ず来ますから、そのときにはわれわれは政府に対してこういうことですからどうでしょうかということをある程度、数値のことも含めてそれはお示しする、ただその数値というのはそういう目安というものですから、ということは当然やる必要はあると思っています。 NHK:ありがとうございます。
北海道は感染拡大が際立っているのか
北海道新聞:北海道新聞の荒谷と申します。北海道の状況についてなんですけど、地方の状況についてなんですけども、地方の状況の分析で、過去3週間、過去2週間の感染者の増加に比べて、過去1週間のデータを見ると、北海道がかなり際立っているんですけども、全国的に感染拡大が増加する中で、北海道の状況は感染の拡大が際立っているといっていいのか、またその理由をどう分析していらっしゃるのか。 鈴木:私。 尾身:いいよ、どちらでも。 脇田:基先生、ちょっと。 鈴木:分かりました。はい。 脇田:感染症疫学センターの鈴木基先生がいるので、北海道の状況の分析について、もし何かコメントがあれば。ちょっと。 鈴木:今、現地派遣チームが入っていて、評価中ですので。 尾身:じゃあ、それについて私がか、西浦さんいく? 私がやる、じゃあ。私の理解は、あれは2月の28日でしたかね、北海道が緊急事態宣言を出した。それは雪まつりのことが契機にあって、がっていって。それで知事がまだ緊急事態宣言を国のほうが出す前に、知事自らの決断で、そのときはわれわれのクラスターチームなんかもずいぶんいろいろ意見交換、情報交換をしました。 そういう中で、一度下火になった。ところがこれは感染が広がるということはさっきのフィジカルディスタンスがだんだん少しずつ弱くなったということですから。もうこれは明らか。そういう意味では少し、1回下がったんだけど、またそういうことで、言葉はなんと言ったらいいですかね、少し緩くなったということはほぼ間違いないと思います。 これは実は日本人にとって非常に、北海道とそれ以外のわれわれが住んでいるこの地域とは多少地理的な環境が違いますよね。しかし1つの経験だと思うんですね。一度下がってもまた上がる可能性があるということが分かったんで、こういうことで、今、北海道の知事を通して、かなりまた強力な要請をしているので、早くまた元に、元というか、前のレベルに下がることを期待しています。いいですか。 脇田:どうぞ。 【書き起こし】PCR拡充が必要 専門家会議が会見 全文3に続く