永井豪記念館、再建に前向き プロダクション社長、輪島市長と懇談
●「被災地寄り添う」 輪島市出身の漫画家永井豪さんの所属事務所「ダイナミックプロダクション」(東京)の永井一巨(いちなお)社長が27日、同市役所で坂口茂市長と懇談し、永井豪さんがロボット「グレートマジンガー」を描いた色紙を贈った。永井社長は、能登半島地震による朝市通りの火災で全焼した「永井豪記念館」の再建構想について「地震を風化させてはならない。永井豪と言えば輪島であり、被災地に寄り添いたい」と前向きな姿勢を示した。 事務所は記念館に原画やフィギュアを貸し出していた。「復興のシンボル」として記念館の再建を求める声があり、8月に開かれた朝市復活に向けた検討会の際には、朝市組合などの若手メンバーから、記念館を併設した複合施設の整備が提案された。