9試合で3回ベンチに…レオンの状況を伊紙が分析。バルセロナ関心も移籍の可能性は?
ミランFWラファエル・レオンの状況について、イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が分析している。 【バロンドール2024 投票結果】ロドリが初受賞!ヴィニシウス、ベリンガムらの順位は? 2021-22シーズンはセリエA34試合で11ゴール10アシストを記録してスクデット獲得の立役者になり、年間MVPにも輝いたレオン。ステファノ・ピオリ前監督体制では絶対的なエースとして君臨したが、パウロ・フォンセカ監督が就任した今季は状況が変化。直近のナポリ戦(0-2)などリーグ開幕9試合で3度ベンチに座っており、ゴールも1つにとどまっている。 そんな25歳のポルトガル代表FWだが、『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は「彼はSNSの投稿で機嫌の悪さを隠すこともあるが、ナポリ戦のベンチスタートを正しい姿勢で受け入れた」としつつ、ミランでの現状を分析している。 「彼はサインを送ったが、ナポリ戦途中出場で見せたパフォーマンスは先発に値するのか? オカフォーとの競争はまだ続いている。そして、レオンがベンチにいることが“普通”ではないことをクラブもよく理解している。年俸は700万ユーロ(約12億円)であり、契約解除金は1億7500万ユーロ(約290億円)。事実上、クラブのトッププレイヤーだ。彼がプロジェクトの中心的な地位を取り戻せなければ、多くを見直さなければいけないことは明らかだろう」 「彼はポルトガル代表での地位確立を含めて、ベンチを受け入れる可能性は低い。今後数ヶ月はストーリーを理解し、市場に進展があるかを推測するために非常に重要な時期となりそうだ」 また同メディアは、レオンに対してバルセロナが関心を示していると指摘。オファーの一部にアンス・ファティの譲渡を含める可能性もあるようだが、経済状況的に今冬や来夏の獲得は不可能だと予想した。一方でサウジアラビア勢については、昨年ほどの高額なオファーを準備することはなく、また本人が移籍に関心を持っていないと伝えている。 その上で、レオンもミランも残留を熱望しているとのこと。『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は「今は回復のための手術期間」としつつ、今後の試合での活躍で「(状況が)簡単になる可能性もある」と分析。だが、「いかなる仮説も捨てずに将来を考えなければならない」とし、「フォンセカを味方につけるためにも、彼は走らなければならない。でないとベンチが本当に“普通”になる可能性があり、他のチームからのサイレンも到着するかもしれない」と締めくくった。