終了間際にPK献上の名古屋グランパスMF中山、稲垣からは「試されているぞ」とハッパ、切り替え延長前半に一時勝ち越しのゴール【ルヴァン杯】
◇2日 ルヴァン杯決勝 名古屋3―3(PK5―4)新潟 (国立競技場) 2021年以来、3大会ぶりの制覇を目指す名古屋が、初タイトル獲得を狙う新潟をPK戦で下し、2度目の優勝を飾った。3―3で延長戦を終え、PK戦では5―4で激闘を制した。 名古屋のMF中山克広は後半35分から投入されると、2―1で迎えた後半終了間際にペナルティーエリア内で相手FWを倒してPKを献上。主審はノーファウルもビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)が介入し、最終的にPKに。「責任をすごく感じていた。正直、PKだなという印象があった。引っかけてしまった感覚があった」と申し訳なさそうに搾り出した。 それでも2―2で後半を終了すると、メンバー全員が励ましの声をかけてくれた。MF稲垣祥からは「お前、試されているぞ」とハッパを掛けられ、「すごく力になった。うまく気持ちを切り替えられて延長戦に臨めた」。言葉通り、吹っ切れたように右サイドを駆け、延長前半3分に勝ち越し点を決め、「ゴールという結果に結び付けられた」と仲間たちに感謝した。
中日スポーツ