「この世のものとは思えない」壮絶な個室も…旅行ジャーナリストが目撃した「世界のトイレ事情」
◆【インド】「壮絶」な現地事情、一方で「きれいなトイレ」も実はある
海外旅行先として事あるごとに話題にのぼる国の1つが「インド」です。トイレに限らず、旅行のハードルが高い国と言ってもいいでしょう。 インドのトイレは、よく“壮絶”と言われます。公共トイレはもちろん、駅などのトイレも利用したことがある人からは「この世のものとは思えない」という感想も。そのため、筆者も実際にインドに行くと決まった時にはトイレに戦々恐々でした。 結果から述べると、「高級ショッピングモール」「高級ホテル」「博物館」「空港」などは、日本人でも余裕で利用できるレベル。 また、街中の「スターバックス」も、入口もしくは店内に警備員がいるため、店内のトイレは比較的きれいでした。しかもこれらすべて、トイレットペーパーがちゃんとあったのが驚きです。 唯一なかったのは、タージマハルの敷地内にあったトイレ。しかし清掃スタッフが多くいて、インドのわりには、まだきれいな状態でした。 インドのホテルでは、部屋にトイレがあってもトイレットペーパーがないこともありました。フロントでトイレットペーパーをもらっても、盗難防止のためなのか、量がとても少なくてびっくり。できることなら、トイレットペーパーは日本から持参がおすすめです。さらに思わぬところで役立つかもしれません。
◆【エジプト】悲惨といえば、「エジプト」も……
トイレが悲惨といえば「エジプト」も同様。観光地のトイレでは、入口でお金を支払うとトイレットペーパーをちぎって渡されました。そしてトイレの個室は日本とは比較にならないほど、もう目をつむって利用するしかないレベル。日本へ帰国直後、ツアー参加者全員が空港で「トイレがきれいっ!」と叫ぶほどでした。
◆【アメリカ】スタバのトイレに「鍵がかかっている」理由
アメリカのトイレは、基本無料ではあるものの、誰しも利用できるわけではありません。日本人にもなじみのある「スターバックス」では、店内のトイレに基本、鍵がかかっています。 店員にトイレを利用したいと伝えると、入室コードの番号を教えてくれます。これは、ホームレスなどの無断利用を防止するため。スタバ以外のカフェやレストランなどでも同様のパターンに遭遇したことがあります。店内のトイレを利用したければ、コーヒーなどを注文してから、店員に遠慮なく申し出ましょう。