「ガソリン代」が安くなりません… 夏休みは子どもを連れてドライブに行きたいので、節約する方法を教えてください。
年々高騰するガソリン代が、家計の負担になっている方は多いでしょう。本記事では、支出を抑えながら、夏休みのドライブを楽しむための節約方法をご紹介します。また、燃費向上のテクニックや、経済的なドライブプランについても解説します。 ▼ガソリンスタンドで「タイヤが消耗していて交換しないと危険」と言われた! すぐに換えるべき? 交換時期の目安についても解説
世帯ごとのガゾリンの年間支出額
ガソリン代の高騰は、多くの家庭が頭を悩ませる問題です。 総務省統計局がまとめた「家計調査(家計収支編) 時系列データ(二人以上の世帯)」によれば、ガソリンの2023年の年間平均支出額は7万239円でした。2022年は6万8908円、2021年は5万9446円、2020年は5万2096円と家庭での支出額は年々増えています。 また、総務省統計局の「小売物価統計調査(動向編)」でも、2024年6月の東京都区部の小売価格は、1リットルあたり175円でした。同じ月で比較してみると、2023年6月は169円、2022年6月は170円、2021年6月は153円と家計調査での金額と同様に高騰しています。
燃費向上の運転テクニック
燃費向上のポイントを押さえた運転により、ガソリンの使用量自体を減らすことができます。 まず、燃費の低下を招く急加速や急発進をしない運転を心掛けましょう。発進時はアクセルをゆっくり踏み込んで急加速を避け、なるべく一定の速度で走行するのがポイントです。 (一社)日本自動車工業会から報告された結果でも、加速や減速が少ないパターンで走行した車の燃費は、平均的な走行をしていたときよりも10%以上よくなっています。 また、エアコンの設定温度にも気をつけることも大切です。温度を下げすぎるとエンジンに負担がかかり、ガソリンを多く消費するため、燃費が悪化します。ちなみに、暖房はエンジンの熱を活用するため、燃費への影響はほとんどありません。 さらに、不要な荷物を車へ載せないことも大切です。車が重くなるとエンジンへの負荷がかかるだけでなく、空気抵抗の増加や加速の悪化によって燃費が悪くなります。