巨人・岡本和真 メジャーへの思い語る「昔から憧れていた場所。毎年、上を目指してやっている」
巨人の岡本和真内野手(28)が3日、都内の球団事務所で契約更改交渉を行い、今季年俸4億2000万円から大幅アップとなる5億4000万円でサインした(金額は推定)。複数年契約は結ばず、単年での契約となった。さらに会見の席上では、メジャーへの思いについても語った。 【写真】年俸アップで更改した岡本和はクラッカーでお祝いする(撮影・西川祐介) 会見でメジャーへの思いを問われた岡本和は「昔から憧れていた場所。目標にしていた場所。毎年、上を目指してやっているので。野球していたら、そういう目標持っている。僕もその一人」と明言した。 冒頭で「契約年数は…24年です。1億です。うそじゃないですよ。1億の24年契約です」といつもの“岡本節”で冗談をさく裂させた。国内FA権を取得できるのは、順調なら最短で来シーズン中。海外FA権の取得は26年シーズン中となる。球団とメジャー挑戦についての話が出たかと問われ「24年契約を結んでいるので、それはかなわないんじゃないかと」とオチを付けて、笑いを誘った。 10年目の今季は全143試合で4番に座り、打率・280、ともにリーグ2位の27本塁打、83打点をマーク。主将としてチームをけん引し、4年ぶりのリーグ優勝に貢献した。一塁でベストナインを初受賞。球団では79年の王貞治以来45年ぶりとなる一塁での受賞に加え、ゴールデン・グラブ賞も一塁では初受賞した。 岡本和のメジャー挑戦については昨年9月に大リーグ専門局「MLBネットワーク」の看板記者、ジョン・モロシ氏が可能性を報じたことで話題になった。球団側はこれまでの契約更改などで、岡本和とメジャー移籍についての話し合いはなかったと説明。ただ「メジャー志向があるというのは(噂では)聞いている」とも話していた。 岡本和は昨年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では、7試合で打率・333、2本塁打、7打点をマークし、米国でも評価を高めた。