センバツ高校野球 東海大相模、きょう初戦 「全力で攻め勝つ」 同系列校対決へ意気込み /神奈川
第93回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)は19日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開幕した。新型コロナウイルスの感染防止で同日に試合がある6校のみが参加した開会式では、東海大相模が事前に撮影した行進の映像もバックスクリーンのビジョンに映し出された。大会第2日の20日、第3試合で東海大甲府(山梨)と対戦する選手たちに、初戦に向けた意気込みを聞いた。 初戦は同じ系列校の「東海大対決」となった。18日にオンラインで取材に応じた大塚瑠晏(るあん)主将(3年)は「初戦は日本一をとるために大事。全力で攻めの野球で勝ちたい」と意気込む。エースの石田隼都投手(同)は出場が決まっていた前回大会が中止となったことを踏まえ、「先輩の分まで戦うという気持ち。チームを勝たすためのピッチングができればいい」と語った。 東海大甲府は2020年10月の秋季関東地区大会2回戦で「最も悔しい敗戦」(門馬敬治監督)を喫した相手でもある。その試合で5安打1得点に抑えられたエース・若山恵斗投手(同)と三浦諒太捕手(同)のバッテリーを攻略できるかがポイントとなりそうだ。チームは「初戦にベストな状態で立てるようにする」と一丸となって練習を重ねてきた。 門馬監督は初戦に向け選手たちには「同じ相手に二度負けない」と伝えているという。「対戦経験があり、互いを知る非常に厳しい相手。チャレンジャーとしてぶつかっていく」と話した。【宮島麻実】