韓国 きょうのニュース(9月3日)
◇岸田首相が6~7日に訪韓 大統領室発表 大統領室は3日、岸田文雄首相が6~7日の日程で韓国を訪問すると発表した。尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は岸田首相と会談し、両国協力の成果を確認するとともに地域や国際社会での協力拡大について議論する見通しだ。岸田首相は今月27日投開票の自民党総裁選に出馬しない意向を表明している。退任を前に尹大統領と会談し、両国が進めてきた関係改善の継続を確認したい考えとみられる。 ◇新学期もキャンパスに医大生の姿なし 高まる医療崩壊懸念 全国の主要大学の医学部で新学期が始まったが、医学部の定員を大幅に増員する政府の方針に反発して授業をボイコットしている学生の復帰率は低いことが分かった。各大学は受講を促すとともに学則を改正するなど留年を防ぐための対応に当たっているが、学生側に反応はなく実効性に欠けるとの指摘も出ている。医療スタッフの不足により救急患者が病院受け入れを断られるなど医療現場の混乱に拍車がかかる中、将来医師となる医大生の授業ボイコットも長期化する公算が大きく、医療の崩壊が現実化するのではないかとの懸念が高まっている。 ◇11病院が救急搬送の受け入れ拒否 熱性けいれんの女児が意識不明 大学医学部の定員増を巡る政府と医師側の対立を受け、各地で救命救急センターの運営に支障が生じ、秋夕(中秋節、今年は9月17日)の大型連休を前に市民から不安の声が上がっている中で、先月4日に11か所の病院から受け入れを断られた2歳4か月の女児が意識不明になっていたことが3日、分かった。消防当局によると、先月4日午後8時40分ごろ、ソウル近郊の京畿道高陽市で女児が熱性のけいれんを起こしたと119番があった。消防当局はソウルと京畿道地域の救命救急センター11か所に受け入れを求めたが、いずれも「治療できる医療陣がいない」として断られた。 ◇フィリピンの家事労働者 研修終え各家庭へ ソウル市と雇用労働部が推進する「外国人家事管理士試験事業」に参加するフィリピンの家事労働者100人が4週間の研修を終え、各家庭で働き始めた。ソウル市が伝えた。100人は8月6日に入国し、仕事内容や韓国語、セクハラ予防、安全教育などについて計160時間の研修を受けた。応募があった計731世帯から157世帯が選定され、最終的に142世帯に家事管理士が派遣される。
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