京都府南丹市に衛星電話6台寄贈、災害時やバスで活用へ ふるさと納税で栃木の会社
京都府南丹市は、山間部や災害時でも利用できる衛星携帯電話6台を企業版ふるさと納税として、調剤薬局を展開する「リーフ」(栃木県)から寄付を受けた。孤立集落との連絡や市営バスで活用する。 同社はグループ会社「アクアテック」(東京都)が衛星携帯電話の販売などを手がける縁で、ふるさと納税制度を通じて、山間部や離島を抱える全国の自治体に物納している。 南丹市には、端末6台とプリペイドカード240時間分(計1千万円相当)を贈った。 アクアテックの大和田健斗社長が11月21日、市役所を訪れ、西村良平市長に目録を渡した。災害時活用のほか、美山町内の市営バスや通学バスにも積む方針。 端末は今夏に届き、同町での山岳救助訓練で既に使った。西村市長は「災害時、連絡が取れないと救助に対応できない」と感謝した。大和田社長は「高額で導入してもらいにくいが、ふるさと納税で広げたい」と話した。