誰がいい? パリ五輪U-23日本代表に推薦したいOA選手6人。救世主になり得る“先輩”たち
FW:上田綺世 生年月日:1998年8月28日(25歳) 所属クラブ:フェイエノールト(オランダ) 2023/24リーグ戦成績:23試合3得点0アシスト 2021年に行われた東京五輪に出場した上田綺世は、2022年夏に鹿島アントラーズからベルギーのセルクル・ブルッヘに加入すると、その1年後にはオランダのフェイエノールトに移籍した。 フェイエノールトでは熾烈なポジション争いに阻まれてなかなか先発メンバーに入れていないが、今年1月から行われたAFCアジアカップ2023では4得点を挙げ、A代表のエースに君臨。着実に力をつけているところだ。 U-23アジアカップで優勝したU-23日本代表のセンターフォワードは、藤尾翔太が入ることもあったが、主に細谷真大が担当した。準々決勝のカタール代表戦と準決勝のイラク代表戦ではエースが仕事をしてチームを救ったが、それ以外の試合ではチャンスを活かせず、U-23日本代表は苦戦を強いられている。エースの出来がそのままチームの成績に直結しているような状況だった。 それだけに、細谷への批判は集まりがちになっていた。そこにオーバーエイジ枠でA代表の主軸である上田が加われば、得点力アップという側面に加えて、細谷が背負うエースという重荷を軽くする効果も期待できるのではないだろうか。
DF:町田浩樹 生年月日:1997年8月25日(26歳) 所属クラブ:ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ(ベルギー) 2023/24リーグ戦成績:28試合0得点1アシスト ベルギーのロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズでレギュラーの座を射止めている町田浩樹は、パリ五輪に臨むU-23日本代表でみたいDFの1人だ。 町田といえば、なんといっても身長190cmの高さとフィジカルの強さが武器だ。その強さが世界でも通用することは屈強なFWが多くいるベルギーリーグで証明されている。加えて、決してビルドアップが得意なタイプというわけではないものの、左利きのセンターバックというのも魅力的なポイントだろう。左サイドバックに入ることもできるため、逃げ切りたいときなど守備を固めたい状況でのオプションとしても期待できる。 U-23アジアカップを戦ったU-23日本代表は、木村誠二が2得点を挙げて攻撃面でも好印象を残し、19歳の高井幸大も飛躍的に成長している様子だった。それでも、チームに安心感を与えるほどの落ち着きはなく、オーバーエイジ枠をこのセンターバックに使う可能性は十分にあるだろう。 町田は、2021年の東京五輪でメンバーに入ったものの、冨安健洋と板倉滉のほかに、オーバーエイジ枠で吉田麻也も呼ばれていたため、4番手のセンターバックという扱いでほとんどの時間をベンチで過ごした。町田個人としても、主役の1人として五輪で戦いたい気持ちがあるかもしれない。
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