【ボクシング】王者・高山涼深「いろんな方に迷惑をかけた」ドレッドヘアを切り、短髪で”再スタート”
ボクシング日本スーパーフライ級タイトル戦(12日、東京・後楽園ホール)の前日計量が11日、東京都内で行われ、王者・高山涼深(たかやま・すずみ、28)=ワタナベ=が52・1キロ、同級12位・青山功(35)=セレス=が51・9キロでクリアした。高山は8戦全勝(7KO)でIBF7位など主要4団体すべてで世界ランク10位以内に入るホープだ。 両者は7月に対戦予定だったが、試合直前に高山の急性胃腸炎で延期された。今回はトレードマークだったドレッドヘアを切り、短髪になっての登場。「いろんな方に迷惑をかけた。反省とかを踏まえたうえで再スタートみたいなイメージです」と理由を説明した。 五反田の人気ラーメン店「無冠」のオーナー店長。「店に立つと味見とかをしなきゃいけないので、1カ月半前から双子の弟に店は任せていました。明日は『やっぱり高山涼深強い』と思ってもらえる試合をしたい」と気合を入れた。 挑戦者は28戦目(14勝4KO12敗1分け)でタイトルに初挑戦。「7月に試合がなくなったときは『マジか!』って。減量中で行かないつもりだった地元(千葉県我孫子市)のお祭りに行って、子供たちと焼きそばとかバカ食いしました。でも、おかげでリセットできました」と4カ月前を振り返る。当日は3人の子供たちも会場で応援する。「覚悟を決めて、自分を裏切らないように戦います」と、全勝の世界ランカー相手に決意をのぞかせていた。
中日スポーツ