時短家電でたった30秒!究極の「自家製ゴマだれ」レシピ
とろみも濃さも塩味も自分好みに。「ゴマだれ」レシピ【いそがし家庭は金で解決だ!】
毎日の料理の手間や負担が減らせる調理器具があれば、ごはん作りはラクになる、そしてよりおいしくなる! お掃除を自動掃除機に頼るなら、料理も便利な道具を活用しませんか? スープの素はいりません。どんな野菜も絶品!〈黄金比ポタージュ〉レシピ アイデア溢れる料理家としても人気の高い稲田俊輔さんが、おすすめの製品を使った夕ごはんに役立つオリジナルレシピを提案します。忙しい家庭にとって一番惜しいのは「時間」。優秀な調理器具や調理家電で貴重な時間を手に入れる=【お金で解決しよう!】という連載です。
教えてもらうのは……稲田俊輔さん
いなだしゅんすけ/料理人、飲食店プロデューサー。南インド料理店「エリックサウス」総料理長。鹿児島県生まれ、京都大学卒。和食、フレンチ、洋食、インド料理などさまざまなジャンルのメニュー監修や店舗プロデュースを手掛ける。著書に『南インド料理店総料理長が教えるだいたい15分!本格インドカレー』(柴田書店)『チキンカレーultimate21+の攻略法』(講談社)ほか。新刊『個性を極めて使いこなす スパイス完全ガイド』(西東社)『ミニマル料理』(柴田書店)は2023年度レシピ大賞を受賞。
稲田俊輔さん溺愛の調理器具「マジックブレット」のミルミキサー。場所を取らないコンパクトな形と使い勝手のよさから、常にキッチンに出しっぱなしになっているため、どんな料理にも使いまくるキッチングッズのひとつであることは、これまでの回で稲田さんに熱く語っていただきました。
そもそも「マジックブレット」は直訳すると「魔法の弾丸」。そう、あのコンパクトな形とパワフルさからイメージするのは、まさに“弾丸”です。ベーシックなタイプはきざむ、おろす、する、混ぜる、くだく、挽く、泡立てるという1台7役で、みじん切りやすりおろし、すりつぶしや泡立てなど、料理プロセスにおける面倒な下ごしらえがあっという間に完成する、頼りになる働き者なのです。 今回、稲田さんがご紹介するレシピは、マジックブレットで作る絶品ゴマだれ。 「ゴマだれの材料すべてをマジックブレットのカップに入れ、攪拌するだけ。配合は和食で使うゴマ酢がベースになっています。ゴマのこく深さに酢の酸味がキュッときいた味で、今回紹介する豚しゃぶはもちろん、サラダや温野菜、肉や魚、そうめんやうどんなどの麺料理まで、幅広く応用できる便利なたれです。ほんの少しにんにくが入っているのは、味に奥深さを出すため。ゴマだれににんにくの隠し味は、和食でもよく使うテクニックなのです。豚しゃぶにたっぷりかけて、ゴマまみれにして食べるのがおすすめです」(稲田さん) ゴマのつぶつぶ加減はお好みで。ゴマが砕けて、たれにとろみが出るまでを目安に攪拌してください。今回は20~30秒まわして、ゴマのつぶ感を半分くらい残すレシピですが、攪拌する時間を長くすると、より滑らかなゴマだれになります。 「こんなふうに自分の好みに合わせて細かくアレンジできるのが『自家製』のいいところ。市販品もおいしいのですが、それが好みにぴったり合うとは限りません。でも自分で作れば、例えばゴマのつぶ感や、甘みや酸味などを自在に調整することができるのです。使いたいときにすぐ使えるマジックブレットで、たれやドレッシングなど、大いに自家製を楽しんでください」(稲田さん) 今回のゴマだれは1週間程度なら冷蔵庫で保存も可能。サラダなど、ほかの料理にもぜひ活用してみてください。