大東大が7年ぶり優勝 2季目の酒井宏之監督「積み重ねてきたことがこの結果に」 終盤の法大の猛反撃に冷や汗も/関東リーグ戦
関東大学ラグビー・リーグ戦最終節(24日、大東大45-32法大、秩父宮)大東大が終盤の法大の猛反撃をしのいで勝利をあげ、5勝1分け1敗の勝ち点33で2017年以来7年ぶり9度目の優勝を飾った。 大東大は風下の前半、9分にラインアウトからのモールを押し込みHO嵯峨嗣侃(さが・しゅら)が先制トライ(ゴール)。15分に法大が自陣からの51メートルPGを決め3点を返したが、大東大はNO・8大竹慶宣、CTBハニテリ・ヴァイレアが連続トライ。前半を21-10として終えた。 後半開始直後、法大は相手ゴール前で持ち前の展開ラグビーに持ち込むが、トライは奪えずPGを返しただけ。逆に風上に立った大東大は12分にヴァイレアの好突破にフォローした大竹がトライ、さらにラインアウトモールを押し込んで嵯峨がトライ。19分に法大FB北川拓来がハイボールでの空中での危険なタックルでシンビンになると、大東大は22分にキックパスでWTB大方維織、その3分後には法大のパスミスを拾った大方が75メートルを独走する2連続トライで45-13と大きく差を広げた。法大は、思い切った展開戦で反撃し、29分,36分、39分と3連続トライで追い上げたが、後半なかばの失点が響いて届かなかった。 就任2季目で頂点に導いた大東大の酒井宏之監督は「寮内の規律などからチームを直していったので、優勝するにはもう少し時間がかかると思っていた。目の前の1試合1試合を苦しんで、楽しんで、積み重ねてきたことがこの結果となった」と喜んだ。