巨人に連敗の虎に“球界大御所”が緊急提言!「阪神よ。佐藤輝明を復活させ首位を死守せよ」
阪神が巨人戦(11日・甲子園)でわずか1安打しか打てず0-1の完封負けを喫した。連敗して巨人とのゲーム差が再び1.5に最接近。対戦成績は7勝8敗となった。五輪による中断まで残り3試合。巨人の戦績次第では首位陥落の危機にあるが、巨人OBでヤクルト、西武で監督を務めた“球界大御所”の広岡達朗氏が、「阪神よ。首位を死守せよ」と緊急提言を行った。阪神が前半戦の正念場を迎えている。
「巨人をこの時点で走らせてはダメ」
通算100勝に王手をかけた西の力投に応えることができなかった。0-1で9回にもマウンドに上がった西は、球数は100球を超えていたが、最後にギアをもう1段階上げて1番から始まる松原、坂本、丸の好打順を3者凡退に終わらせ最終回の反撃を待った。 だが、巨人が送り込んだビエイラの前に代打・ロハスが三振、近本は三塁ライナー、そして糸原のバットも162キロのストレートの前に空を斬り、ビエイラに胸を叩いて雄叫びを上げられた。先発の左腕、高橋に7回まで、中野のヒットわずか1本に抑え込まれ、8回大江、9回ビエイラと完封リレーを許した。高橋には今季4戦4敗。 「(西は)今年一番良かったんじゃないか。でも如何せんゼロじゃ勝てない。プロである以上、結果で示していかないとダメ。まだやれることがあると思う。何度もやられているという悔しさをしっかり持ってやっていく」 報道によると矢野監督はこんなコメントを残している。 巨人との首位攻防戦は、初戦こそ天運に助けられて、雨天コールドの4-1で逃げ切ったが、2戦目は1-8で完敗、そして、この日も0-1で敗れて負け越して、再び首位陥落の危機となった。今日12日に巨人は試合がないが、阪神が横浜DeNAに敗れ、明日13日に巨人がヤクルトに勝ち、阪神が横浜DeNAに敗れるか引き分けで、最大8ゲーム差があった両チームの順位がついに入れ替わることになる。 “球界大御”の広岡氏は、そんな阪神に緊急提言を行い、檄を飛ばした。 「決して陥落してはならない。首位を死守すべきだ。阪神は、やっとチームとして懸命な姿を見せ始めることができているのだ。そもそも監督の力量が違うし、巨人は他所から選手を取ってくるようなやり方をしている。阪神には、まだまだ隙があるし、巨人がいずれは出てくるのだろうが、阪神が優勝するためには、前半戦が終わるこの時点で走らせてはダメ。セ・リーグの野球が面白くなくなる」