ロンドン五輪決勝以来の対戦に英メディア熱視線!4強を懸けたアメリカ戦に挑む、なでしこJに「最も技術力に恵まれた国のひとつ」と評価【パリ五輪】
女子サッカー準々決勝
パリ五輪、サッカー女子は1次リーグの戦いを終え、日本代表「なでしこジャパン」は2勝1敗、勝点6、C組2位の成績で決勝トーナメント進出を決めた。8月3日、準々決勝でアメリカ代表と対戦する。 【画像】なでしこジャパン、メンバー18人を一挙紹介! かつてワールドカップ(W杯)やオリンピックの舞台で頂点を争ってきた日本、アメリカの両国が、パリ五輪ではベスト4を懸けて戦うことになる。1次リーグで3連勝を飾り勢いに乗るアメリカに対し、日本もスペインには敗れたものの粘りのある戦いを披露し、ブラジル、ナイジェリアを撃破。好調のチーム同士による顔合わせと言えるだろう。 五輪では2012年のロンドン大会決勝以来となる対戦が決定し、海外メディアもこのカードに高い関心を寄せている。 英メディア『GIVEMESPORT』は7月31日、日本vsアメリカ戦を展望する特集記事を配信。その中で、両国のここまでの戦いを評しており、3連勝のアメリカについては「完璧なスタートを切った」と評する一方で、日本にも「これまでの6ゴールは、6人の選手によるもの」と綴っている。 また、日本がアメリカを降して頂点に上り詰めた2011年ドイツW杯や、ロンドン五輪、2015年のカナダW杯での両国の試合結果にも触れながら、「2011年から2015年にかけての米国との激戦以来、日本女子チームは再びその高みに到達するのに苦労してきた」と近年の日本の国際舞台での戦いぶりに言及。「2016年リオデジャネイロ・オリンピックの出場権を逃した後、2019年ワールドカップ(ベスト16)と2023年ワールドカップ(準々決勝)の両方で、決勝トーナメントで敗退し、2021年東京オリンピック(準々決勝)でも敗退した」と振り返った。 その上で同メディアは日本に対し、「それでも、国際女子サッカー界で最も技術力に恵まれた国の一つであり、その優れたスキルのおかげで、効果的な攻撃を行なうことができる」と指摘。加えて「これに選手の高い労働量と戦術的組織力を組み合わせると、なぜ日本が米国やその他のサッカー強国にうまく挑戦できたのかが明らかになる」などと論じている。 今回のトピックでは、それぞれの現状を踏まえ、「勢いに乗っているアメリカチームは、再び日本を破るだけの総合力を備えている」として、アメリカの優位を主張している。だが初戦黒星の後、連勝で勝ち上がった日本も、自信を漲らせて8強の戦いに臨むはずだ。今回のパリ五輪では果たして、両国の長い対戦の歴史に、どのようなページが加わることになるのだろうか。 構成●THE DIGEST編集部
【関連記事】
- なでしこJと対戦するアメリカの注目は、“NBAロッドマン娘、MLBスワンソン妻、NFLウィルソン婚約者”の強力3トップ! 前チェルシー女子監督が就任以降は7戦無敗【パリ五輪】
- 「優勝候補としての地位を再び確立」ナイジェリアに圧勝したなでしこジャパンを各国メディアが高評価!「華々しい攻撃」「容赦ない守備」
- 「北川のFK、まじ俊輔」なでしこJ、ナイジェリアに3ー1で勝利! C組2位で決勝T進出「全部が素晴らしいゴールだった」「アメリカ戦も頑張って」ファン声援【パリ五輪】
- 「大会が進むにつれて強くなっている」ブラジル撃破の“なでしこジャパン”を各国メディアが高評価! ナイジェリア戦は「勝って勢いをさらに増すだろう」【パリ五輪】
- 「30メートルからの幸運」なでしこジャパンを後半ATの大逆転に導いた19歳・谷川萌々子の「夢のようなゴール」を各国メディアが称賛!【パリ五輪】