今シーズンにENEOSの主力に成長、3×3五輪予選に臨む三田七南の決意「1年前には想像つかなかったですが、絶対に切符を取ります」
「試合中の声かけ、雰囲気作りも求められていることの一つだと思います」
また、常に勝利を求められるENEOSでシーズンを通して安定したプレータイムを得たことで、精神面でも大きく鍛えられたと続ける。「やっぱり、ENEOSという伝統のあるチームでスタートを任せられるのは特別なことだと思っています。だからこそ、精神的に不安になった時期もありました。ただ、それを乗り越えて自分のやることに自信がついたことで、精神的にもすごく強くなったと思います」 心身ともに確かな成長を遂げた三田は、3×3代表における自分の役割をこう考える。「まずはドライブと2ポイントです。そして試合中の声かけ、雰囲気作りも求められていることの一つだと思います。試合中、ドヨンとした空気よりも、『行くぞ、行くぞ!』みたいな感じの方が絶対にプラスになります。声を出すことは意識しています」 そして、五輪に対する思いを次のように語ってくれた。「1年前の私だったら想像はつかなかったですが、今は手に届く位置にあります。絶対にパリへの切符を取って前に進みたいと思っています」 登録メンバー6名の内、誰が試合に出るかはまだ分からない。ただ、ポジションレスかつコーチもいない3×3だからこそ、内と外の両方で勝負ができ、雰囲気作りでも力を発揮できる三田が大一番で輝きを放つ可能性は十分にある。
鈴木栄一