「改正道路交通法」の施行からしばらくたちましたが「あおり運転」は減っているのでしょうか?
妨害運転罪の罰則
妨害運転剤の罰則は「あおり運転をした場合」と「あおり運転のせいで危険が生じた場合」で異なります。それぞれの罰則や違反点数については、表1の通りです。 表1
※警察庁「STOP!あおり運転!!」を基に筆者作成 罰則は表1のように定められており、決して軽いものとはいえません。前歴や累積点数がある人は、あおり運転をした場合最大5年間、あおり運転のせいで危険が生じた場合は最大10年間の欠格期間になる可能性もあるため、注意が必要です。
改正道路交通法が施行されてから件数は減少傾向にあるが、いまだに変化を感じていない方の割合も多い
改正道路交通法は2020年6月に施行され、おもに「あおり運転」に対する罰則が強化されました。2022年から2023年にかけて、高速道路においては車間距離不保持は増加傾向、通行区分違反や通行帯違反は減少傾向にあります。しかし、施行後も「あおり運転」をいまだに見かけるといった意見も多く、変化していないと感じている方も多いようです。 「あおり運転」は危険な行為であり、場合によっては重大な事故につながるかもしれません。罰則については「あおり運転」をした場合と危険が生じた場合で分けられており、どちらも厳しい内容が定められています。 改正道路交通法が普及して「あおり運転」の数が減少することに期待し、自身が「あおり運転」に該当する行為をしないように注意しながら、日々の運転を行いましょう。 出典 ナイル株式会社 「あおり運転」などについての意識調査 e-Stat 政府統計の総合窓口 道路の交通に関する統計 5-3 高速道路における道路交通法違反取締り状況 警察庁 STOP!あおり運転!! 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部