「奄美市まなびフェスタ」 将来の夢シマ口で発表 学生団体活動報告も 鹿児島県
「学びあい・ふれあい・支えあい 共につくる潤いと活力に満ちた奄美市」をテーマに、2024年度「奄美市学びフェスタ」(市、市教育委員会主催)が15日、鹿児島県奄美市名瀬のアマホームPLAZA(市民交流センター)であった。市の文化・地域づくりに貢献した個人・団体を表彰、小中学生がシマ口で将来の夢を語った。高校生団体による活動報告もあった。同市PTA連絡協議会研修会も同時開催され、約500人が奄美の未来を考える機会とした。 フェスタは、多種多様な学びの成果を発表する場として毎年開催。小中高生による取り組みの発表や、生涯学習講座の受講生らによる舞台発表などが行われてきた。 同市少年少女合唱団18人の、透き通った伸びやかなハーモニーでオープニング。小中学生10人が、将来の夢をシマ口で発表した。 赤木名小6年・堅山虎之助君の夢は「ごみを集める仕事」。理由は「早起きが得意なこととお金が稼げそうだから」。朝の風を浴びながら町を観察し、ごみ収集の仕事をする人に使命感を感じたと発表した。 地元高校生が23年4月に結成した学生団体「Annacoto(アンナコト)」は、これまでに行ったファッションショーや歴史授業などを報告した。 研修会では、鹿児島大学の金子満教授が、「新しい時代の地域社会を考える」と題し、未来に向けた地域コミュニティーの在り方について講演した。 市文化・地域づくり功労表彰では、環境美化などに貢献した「地域貢献賞」と、芸術文化の優秀な成績に対し「芸術文化優秀賞」が贈られた。各賞の受賞者・団体は次の通り。(敬称略) 【地域貢献賞】竹田洋二(笠利町佐仁)、安田重照(同)、才田一男(名瀬矢之脇町)、瀬戸口茂三(名瀬小俣町)、奄美コンクリート工業㈱、矢之脇町自治会、住用小学校花咲かせ隊【芸術文化優秀賞】原琴子(朝日小3年)、奥野乃佳(朝日中3年)、朝日中吹奏楽部 大島地区社会教育振興会・功労者表彰の伝達式もあり、山田紘一さん(住用町)が表彰された。