今季県内2例目の高病原性鳥インフルエンザ肉用鶏9万羽の殺処分終える 防疫措置完了は22日以降の見通し 霧島市の養鶏場
鹿児島県は21日、今季県内2例目の高病原性鳥インフルエンザが発生した霧島市福山の養鶏場で、全ての肉用鶏約9万羽の殺処分を終えたと発表した。一連の防疫措置の完了は22日以降になる見通し。 家畜防疫対策課によると、殺処分は20日午前10時に開始し、21日午前11時40分に終了した。1例目(採卵鶏約11万羽)は2日間を要したが、2例目は平飼いで、ケージ飼いに比べて鶏を捕まえやすかったこともあり半分程度の時間で終えた。鶏や飼料などの埋却、鶏舎の消毒を続けている。 県は発生農場から半径3キロ内を移動制限区域、半径3~10キロ内を搬出制限区域に設定、周辺4カ所に消毒ポイントを設けている。県内養鶏場から異常の報告はない。霧島市での鳥インフル発生は初めてで、今季国内15例目。
南日本新聞 | 鹿児島