1~2カ月で嫌になる人が大半!? ゴルフを始めてどのくらいでやめる人が多いの?
コースデビューもせずにやめてしまうケースが最も多い
ゴルファーのなかには何十年も続けている人もいれば、せっかく道具を一式揃えたにもかかわらず、すぐにやめてしまう人もいます。やめる理由は人それぞれですが、どのくらいの期間でやめる人が多いのでしょうか。ツアープロ兼レッスンプロの綿貫直基氏は、以下のように話します。 【写真】ロフトを立てた構えで失敗する人が多い! これが正しく構えてヘッドを上から見た時の景色です
「やめる期間は1~2カ月が最も多いです。主な理由は、思ったよりボールに当たらないという現実に直面するからです。練習場で他のゴルファーがボールをバンバン飛ばしていると、自分もすぐにあれくらいは打てるようになると思い込んでしまいます」 「しかし、ボールを真っすぐ打つことは想像以上に難しいので、1カ月や2カ月ではなかなか打てるようになりません。予想以上に自分が打てないと腹が立ってきますし、隣の練習打席も近いので他人の目も気になってきます」 「最初は向上心を持って毎週末に練習場に行く人でも、うまくボールに当たらないと徐々に回数が減っていき、コースデビューもせずにやめてしまうケースが最も多いです」 「特に趣味を多く持っている人がスパッとやめてしまう印象です。ゴルフ以外に楽しいと思えるものがある人は、うまくいかないと固執せずにあきらめる人が大半です」 ゴルフは止まっているボールを打つので、そこまで難しくないと勘違いして始めてしまう人も多いようです。さらに綿貫プロは、コースデビュー後にやめてしまう人が2番目に多いと話します。 「ゴルフを始めて3カ月~半年後のコースデビューで、楽しめずにやめてしまう人も結構います。たとえば、必死な思いで練習して真っすぐ打てるようになったのに、コースでは全く自分の実力を発揮できない、ベテランからマナーに関して厳しくいわれたり、クラブを持って走ったりするのが苦痛に感じるなどです」 「特に近年の夏は、気温が高いことに加えてゲリラ豪雨も多いので、ラウンドそのものが苦行になることもあります。そのような環境でコースデビューすると、あまりいい思い出がつくれず、再度挑戦するのが億劫になってしまう人が多い印象です」 練習場のマットはダフってもボールに当たりやすくなっていますが、コースではそう簡単にナイスショットは打てません。コースでのプレーに慣れる必要がありますが、その前に自信を喪失してモチベーションがなくなってしまう人も多いようです。