入管で押さえつけられ骨にひび 「どうして骨折したのか分かりません」当時制圧の職員が出廷 後ろ手錠で14時間放置
ABCテレビ
入管に収容された男性のけがについて現場の職員が証言しました。 日系ペルー人のブルゴス・フジイさん(2023年4月に病死)は大阪入管に収容されていた2017年、食事などへの不満を訴えたところ職員に押さえつけられ、後ろ手錠をされたまま14時間以上放置され、左腕の骨にひびが入ったなどと主張して、2020年に国を相手に訴えを起こしています。 大阪地裁で開かれた弁論で、大阪入管で当時制圧に関わった職員が証人として出廷しました。 後ろ手に手錠をかけた理由については、「(ブルゴスさんが)扉を蹴ったり壁に体当たりするなどしたため」と証言しました。 またブルゴスさんの腕の骨折については、「(職員の制圧は)動かないようにするためで、上腕部に強い力はかかっていないためどうして骨折したのか分かりません」と制圧が原因とは考えられないと主張しました。
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