自民関係者「辞めないなら辞めさせるしかない」次の総理に2人の名前「茂木、そして」…石破おろし本格化は「補正予算通った後」
石破の檄文も虚しく国民にそっぽを向かれた自民党
先の檄文にはこうも記載されていた。 「全党一丸となって国民のために決戦に勝利しよう。この後半戦、 私も死にもの狂いで全国を駆け回る。各位におかれても必ず勝利を掴み取るため全力を尽くしてご奮闘いただくようお願いしたい」 自民党の逆風の中行われた今回の選挙では大物議員も多数落選した。現場は言われるまでもなく「勝利を掴み取るため全力」だったであろう。それよりも「この後半戦、 私も死にもの狂いで全国を駆け回る」と言っていたが、石破総理は前半戦、死にもの狂いで全国を駆け回っていなかったのだろうか。自民党にとって厳しい選挙になることなど誰もがわかっていたはずだが、どこか石破政権は国民の怒りを軽視し、選挙を楽観視していたようにも感じ取れる。
石破総理は「戦後最短内閣として歴史に名を刻むのを嫌がっている」のではないか
そして、自公が過半数割れした。石破総理は勝敗ラインについて自ら「自公過半数維持」を設定していたので、当然、誰もが石破総理は退任すると思っていた。しかし、辞めなかった。それどころか森山幹事長も辞めていない。いくら言い分があるとはいえ、現職閣僚が2名も落選するなか、森山幹事長が一切責任とらないというのは自民党内でも大きな反発を呼んでいる。選対委員長だった小泉進次郎氏はいち早く辞任を申し出たが、「これはお前たちも辞めろというメッセージだ」と小泉周辺は説明する。どう考えても小泉氏だけが辞めればいいという話ではないはずだ。しかし石破総理は辞めない。一説には「戦後最短内閣として歴史に名を刻むのを嫌がっている」とも言われている。 だが、旧安部派関係者は「本人が自ら辞めないなら、辞めさせるしかない」と話す。
石破おろしはいつ始まるのか
「このままでは来年の参議院選挙は戦えません。そしてその前に都議会議員選挙もあります。少なくともそれまでには石破を下ろさないと自民党が崩壊します」 現在も一部自民党議員から公然と石破批判が飛んでいる。しかし表立って「石破おろし」が本格化しているようには見えない。 「さすがに予算を通してからです。国の専決事項だから、さすがにこれに関しては野党も予想を通すまでは石破おろしには動かないでしょう。しかし終わったら石破おろしが本格化するでしょう。このあと石破総理の支持率が回復する見込みもありません。そうなると参議院の自民党議員からしてみれば死活問題です。このままでは多くが無職になるわけですから」