親ロシア派の支配地域で電力不足 モルドバ、ガス輸送停止で
【モスクワ共同】今月1日からウクライナ経由の欧州向けロシア産ガス輸送が停止したことに伴い、ウクライナの隣国モルドバ東部にある親ロシア派支配地域「沿ドニエストル共和国」が電力不足に直面している。7日からは1日計8時間の計画停電が実施される。 ロシアメディアによると、ロシア産ガス輸送停止に伴い、モルドバ政府はルーマニアからの電力購入でエネルギー危機をしのいでいる。一方でモルドバ政府の支配が及ばない沿ドニエストル共和国は代替の電力源を確保できていない。共和国にある発電所は燃料をガスから石炭に切り替えたが、石炭の備蓄は1月下旬か2月中旬に払底する見込みという。