甲斐拓也が移籍決断のソフトバンク、捕手陣の現有戦力は 今季2番手は海野隆司、谷川原健太は2軍で修行
ソフトバンクから国内フリーエージェント(FA)権を行使した甲斐拓也捕手(32)が巨人に移籍する意思を固めたことが16日、分かった。FAでソフトバンクから他球団に移籍するのは石川柊太に続き今オフ2人目。捕手では2017年オフに日本ハムへ移籍した鶴岡慎也以来、4人目となった。 ■「あの小さかった真凜ちゃんが…」秋山幸二さん長女が花嫁姿【写真】 甲斐の移籍に伴って、現状の支配下捕手の登録は7選手となった。今季、チームトップの甲斐に続く38試合で先発マスクをかぶった海野隆司にとっては、大きなチャンスとなりそうだ。14日の契約更改後も6年目の来季に向け、「来年こそ野球人生で一番大事な1年になるのかなと思うので。本気でレギュラーを取りにいきたい」と覚悟を示していた。 海野と同学年の谷川原健太は、今季から捕手一本で勝負する。チーム方針もあって2軍を主戦場に1年間スタメン出場を続けるなど、球団の期待度は高い。FA移籍2年目の嶺井博希も2軍暮らしが続いたが、DeNA時代の2022年には93試合に出場するなど、通算520試合出場の実力者だ。 今季支配下登録をつかんだ石塚綜一郎は15試合に出場も、打撃を生かすため1軍では捕手を守る機会はなかった。22年に3本塁打をマークするなど強打が自慢の渡辺陸は今季1軍出場なしで、巻き返しを図る来季となる。 4年目の牧原巧汰と1年目の藤田悠太郎は1軍出場経験はなし。育成では城島健司会長付特別アドバイザー兼シニアコーディネーターが評価する盛島稜大など2選手に加え、今年ドラフト会議で育成3位で大友宗が指名された。甲斐の移籍で早急な戦力底上げが求められる一方、大きなチャンスが捕手陣に舞い込むこととなった。 【#OTTOソフトバンク情報】
西日本新聞社