株価暴落が怖すぎたので、安全な「定期預金」でお金を増やしたいです。「1000万円」預けると、老後にはどれくらい増えますか? 利率はどれくらいでしょうか?
2024年8月に株価が暴落、その後に乱高下したこともあって、「投資は怖い」と感じた投資初心者もいるかもしれません。新NISAをきっかけに投資にチャレンジしていたものの、投資を続けることに迷いが生じた人も少なくないでしょう。 このような状況のなか、「資産が減るのは怖い」「やっぱり銀行に預ける方が安全かも……」と考えるのは自然なことです。本記事では定期預金の利率や、1000万円を預けた場合の増加額などについて解説します。 ▼定年退職時に、「1000万円」以上の貯蓄がある割合は日本でどれくらい?
そもそも定期預金とは?
定期預金とは、銀行にお金を預け入れる期間をあらかじめ指定する預金のことです。期間中は原則として引き出しができないものの、普通預金よりも金利が高く、その間は元本が保証されます。 定期預金には、預入時に金利が確定し満期まで変わらない「固定金利型」と、市場の金利動向に応じて利率が変動する「変動金利型」があります。固定金利型は利率が変わらないため安定した利息を期待できます。変動金利型は金利上昇の恩恵を受ける可能性がありますが、市場の金利が下がると利息も低下する可能性があります。 定期預金は安全性が高いため、特にリスクを避けたい人や資産を確実に増やしたい人に向いている預金方法です。また、株式投資のように銘柄を選ぶなどの手間もないため、知識がなくても簡単に活用できます。
定期預金の利率はどれくらい?
定期預金の利率は、銀行や預け入れる期間によって異なります。1年間1000万円を預け入れると想定した場合、代表的な銀行の定期預金の利率は次のとおりです(2024年8月現在)。 三菱UFJ銀行:0.025% 三井住友銀行:0.110% みずほ銀行:0.125% このように、現在の日本の金利はとても低い傾向にあります。利率が0.025%で1000万円を1年間預けたとき、税引き前で2500円の利息しか得られません。 一方、一部のネット銀行では、比較的高い金利を提供しているところもあります。 ソニー銀行:0.35% 住信SBIネット銀行:0.35% オリックス銀行:0.40% 例えば、利率が0.40%で1000万円を1年間預けた場合は、税引き前で4万円の利息になります。大手銀行と比べるとかなり高い金利といえるでしょう。