気温の上昇ハイペース 午前10時過ぎに35℃超も 日本海側を中心に猛暑日続出か
今日10日(火)は、日本海側を中心にハイペースで気温が上昇しています。新潟県の高田(上越市)では午前10時過ぎに35℃を超えました。昼過ぎにかけてさらに気温が上がって、体温並みの猛烈な暑さとなる所もあるでしょう。真夏と同様、熱中症対策を万全にしてお過ごしください。
気温グングン上昇中
今日10日(火)、九州北部から東北にかけては晴れている所が多く、日本海側を中心に気温がグングン上がっています。 新潟県の高田(上越市)では午前10時過ぎに35℃を超えました。午前10時半までの最高気温は、愛知県の豊田と島根県の益田で34.8℃、福井県の三国(坂井市)や山口県の須佐(萩市)、長崎県の西海で34.7℃などと、猛暑日目前です。 また、福岡市は34.6℃、鳥取市は34.3℃、大阪市は34.0℃まで上がっており、午前中からまるで真夏のような気温の高さです。
9月だけど、、、まだまだ暑い 体温並みの暑さも
昼過ぎにかけてさらに気温が上がるでしょう。九州北部から東海、北陸にかけては、あちらこちらで35℃以上の猛暑日となりそうです。関東や東北も35℃近くまで上がる所があり、うだるような暑さです。 真夏日や猛暑日の最多日数を更新したり、9月の高温記録を更新したりするところも出てくるでしょう。 沖縄本島、熊本県、長崎県、香川県、鳥取県、島根県、岡山県、和歌山県、兵庫県、新潟県、神奈川県には熱中症警戒アラートが発表されており、兵庫県や新潟県、神奈川県は久しぶりの発表です。9月といえど油断せず、真夏と同じような熱中症対策をしてお過ごしください。
熱中症警戒アラート発表時 とるべき行動は
熱中症警戒アラートが発表された所では、熱中症にかからないよう、積極的にとるべき行動が5つあります。 ①外出はできるだけ控え、暑さを避けましょう。熱中症を予防するためには、暑さを避けることが、最も重要です。不要不急の外出は、できるだけ避けてください。屋内では昼夜を問わず、エアコンなどを使用して、部屋の温度を調整しましょう。 ②屋外や、エアコンが設置されていない屋内での運動は、原則、中止や延期をしましょう。 ③普段以上に、熱中症予防行動を実践しましょう。のどが渇く前に、こまめに水分を補給したり、なるべく涼しい服装を心がけたりしてください。 ④熱中症のリスクが高い方に、声かけをしましょう。高齢者や子ども、持病のある方、肥満の方、障害のある方などは、熱中症にかかりやすいため、「夜間でもエアコンを使う」「こまめな水分補給を心掛ける」など、周りの方が声をかけてください。 ⑤暑さ指数(WBGT)を確認しましょう。暑さ指数は、時間帯や場所によって、大きく異なります。環境省熱中症予防情報サイトなどで確認して、暑さ指数を行動の目安にしてください。
日本気象協会 本社 中川 裕美子