【MLB】ヤンキースなど3球団がカブス・ベリンジャーの動向をチェック 争奪戦に発展する可能性も 米報道
シカゴのラジオ局「670・ザ・スコア」のブルース・レバイン氏が報じたところによると、ヤンキース、マリナーズ、アストロズの3球団がコディ・ベリンジャー(カブス)の動向をチェックしているようだ。現時点では具体的な動きに発展しているわけではないが、フアン・ソトの争奪戦に敗れた球団がベリンジャーの獲得を狙う可能性もある。よって、レバイン氏は「ソトの争奪戦が決着したあと、ベリンジャーをめぐる動きが本格化していくかもしれない」との見解を示している。 2024年シーズンの主要アワード受賞者まとめ 現在29歳のベリンジャーは2017年に新人王、2019年にはMVPに輝くなど、ドジャースの主力選手として活躍してきたが、故障の影響もあって不振が続き、2022年オフにノンテンダーFAとなって1年契約でカブスに加入。2023年は打率.307、26本塁打、97打点、20盗塁、OPS.881の好成績を残し、同年オフにFAとなったあと、カブスと再契約を結んだ。 今季は130試合に出場して打率.266、18本塁打、78打点、9盗塁、OPS.751と前年ほどの活躍を見せることはできず、選手オプションを破棄してFAになるという選択肢もあったものの、オプション行使により残留。しかし、カブスはベリンジャーのほかにもイアン・ハップ、鈴木誠也、ピート・クロウ=アームストロングとレギュラークラスの外野手が3人おり、一塁にもマイケル・ブッシュが台頭してきたため、課題の投手補強の資金を捻出するためにベリンジャーの放出に動くのではないかとの見方がある。 ただし、レバイン氏によると、カブスは単なる年俸削減だけを目的としてベリンジャーの放出に動くつもりはないようだ。ベリンジャーの対価として、しっかりと見返りを獲得したいということだろう。しかし、米スポーツ専門チャンネル「ESPN」のバスター・オルニー記者は「カブスが年俸の大部分を負担しない限り、大きな対価を得ることは難しい」と指摘。このあたりの事情がトレード成立に向けたハードルとなりそうだ。