〔米株式〕ダウ7日続落、86ドル安=金利高が重荷(13日)☆差替
【ニューヨーク時事】週末13日のニューヨーク株式相場は、米長期金利の上昇が重荷となり7営業日続落した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比86.06ドル安の4万3828.06ドルで終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は23.88ポイント高の1万9926.72で引けた。 ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比645万株減の8億8291万株。 インフレの根強さを示す最近の米経済指標を背景に、市場で来年の米利下げ回数予想が「従来の4回程度から2回に減った」(日系証券)。これに伴い長期金利が上昇し、幅広い銘柄が値下がりした。クリスマス休暇を控え、利益確定の売りも出やすかった。 米半導体大手ブロードコムは前日に強気の業績見通しを示したことが好感され、24.4%高と急騰。時価総額が初めて1兆ドル(約154兆円)に達した。米電気自動車(EV)大手テスラは、トランプ次期政権が同社に有利な政策を進めるとの期待から、4.3%高とナスダックを下支えした。 ダウ銘柄ではエヌビディアが2.3%安、ウォルト・ディズニーが1.4%安、アムジェンが1.3%安、コカ・コーラが1.1%安、ゴールドマン・サックスとセールスフォースがいずれも1.0%安。ボーイングは1.1%高、トラベラーズは1.0%高、ユナイテッドヘルス・グループは0.9%高。