金使いまくり! 世界の名将が投じた補強費ランキング8位。世界的FWを次々と獲得も…。フロントとの喧嘩は定例
サッカー界には数多くの名将が存在する。戦術を駆使する者、マネジメントに秀でた者など、その特徴はさまざまだ。ただ、共通してるのはそこには選手が存在するということ。どんな選手を獲得し試合で起用するかが監督としての実績に大きく影響する。今回は世界の名将たちが選手獲得にどれほどのお金を使ってきたかをランキング形式で紹介する。(データは『transfermarkt』を参照)
8位:トーマス・トゥヘル 生年月日:1973年8月29日 現職:イングランド代表監督 選手獲得に費やした総金額:12億5000万ユーロ(約2000億円) 最も高額な移籍金の選手:キリアン・エムバペ(1億8000万ユーロ/約288億円) 8位にランクインしたトーマス・トゥヘルの51歳という年齢は、当ランキングトップ10に入った監督の中では最年少となる。 トップチームの監督としてはブンデスリーガのマインツでの指揮が初めてとなったが、そこでの5シーズンという期間がトゥヘルにとっては一つのクラブを率いた最長の期間となっている。次いで長いのが2シーズン半と比較的短い期間で解任されているところを見ると、選手の獲得なども含めたフロントとのやり取りにはこれまで満足してきていないかもしれない。 そんなトゥヘルが獲得を希望したかはさておき、直近で率いた3つのクラブのストライカーが高額移籍金の上位3人に入っている。 パリ・サンジェルマン(PSG)時代に獲得したキリアン・エムバペ(1億8000万ユーロ/約288億円)を筆頭に、2位にはチェルシー時代のロメル・ルカク(1億1300万ユーロ/180億8000万円)、3位にはバイエルン・ミュンヘン時代のハリー・ケイン(9500万ユーロ/152億円)と、それぞれのクラブからゴールハンターをプレゼントされている点は、他の監督からすると羨ましい限りだろう。 類稀な戦術家としても知られているトゥヘルは、細部まで施された決まりごとがある故にビッグクラブの選手とも関係が悪化した過去がある。トゥヘルの特徴を活かすためには、自分の言うことを聞いてくれる中堅クラブを率いることも一つの選択肢かもしれないが、先日、イングランド代表監督の就任が正式発表された。 イングランド人であれば自分の好きな選手を選ぶことができる反面、戦力が限られている中でトゥヘルはどんなサッカーを披露してくれるだろうか。
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