「ここを自由にさせなければ」J1福岡が3日・柏戦 残留争う相手について長谷部茂利監督と紺野和也が挙げた警戒ポイントは
J1アビスパ福岡が3日、ホームのベスト電器スタジアムで柏と対戦する。 かつて福岡を指揮した井原正巳監督が率いる柏は、残留ラインぎりぎりの17位。低迷が続くものの、長谷部茂利監督は「何名か簡単にゴールを取れる選手がいる。あとはGKを含めて組織だった守備も目につくので、どうやって崩していくか」と攻守ともに警戒し、特に日本代表の細谷真大とブラジル出身でリーグ戦8得点しているマテウスサヴィオを「この2人には注意しないといけない」と要注意人物に挙げた。 ■相手頭部が顔面に…痛々しい姿でピッチに立つウェリントン【写真】 紺野和也も「サヴィオのチームだなと感じる。ここを自由にさせなければ、多分相手の攻撃回数は減る」と注意する。左サイドでの出場が有力で、今季右サイドでの起用が多い紺野としては1対1の攻防になる場面を予想する。「自分も関わることが多くなると思うので、そこで自由にさせないのが一つ大事なポイントになる」と持ち味の攻撃だけでなく、守備面での貢献を誓った。 チームは4試合連続無失点と調子が上向いている一方、9月以降の6試合で1得点にとどまる。紺野は「最近は試合の間隔が空いているので、攻撃の練習は多くやってイメージを共有できている部分はある。それを実際の試合で出せるかどうか」とみている。今季限りでの退任を表明している長谷部監督とホームで試合ができるのは、あと2試合。紺野は「少しでもいいプレーを見せたいし、勝って終わりたい。直接得点やアシストに関わるのがベストだけど、前線からの守備で頑張るプレーや、ドリブルでかわす、味方とのコンビで崩すのでも良い」と勝利に直結するプレーを心がけた。
西日本新聞社