ワールド傘下、日本最大のバッグシェアサービス「ラクサス」運営会社が上場へ
ワールドグループ傘下のラクサス・テクノロジーズ(以下、ラクサス)が11月12日、東京証券取引所のグロース市場へ新規上場承認を受けたことを発表した。上場予定日は12月13日。
ラクサスは、2006年にエスの社名で創業し、2017年1月に現在の商号に変更。日本最大のバッグシェアサービス「ラクサス(Laxus)」を運営している。2019年10月にワールドが同社株式の62.5%を取得し、子会社化した。現時点でワールドのほか、ラクサス創業者の児玉昇司氏が37.5%の株式を保有している。2024年3月期の実績では売上高は22億5166万円(前年比12.1%増)、当期純利益は4億3152万円(同58.0%増)で着地し、増収増益を達成した。 ワールドとラクサスは株式上場を通じて、更なるシェアリングエコノミーの浸透とサステナブルな社会の実現に貢献したい考え。上場に伴い、普通株式654万3600株の公募に加えて、引受人の買取引受による92万8800株と、オーバーアロットメントにより112万800株を上限とした売り出しを行う。公開価格は12月4日に決定される予定。 なお、ワールドはラクサス上場後、ラクサスの株式所有割合が62.5%から44.3%に低下するため、連結子会社から持分法適用関連会社へと変更する。ワールドは今回の上場によるグループ全体の業績への影響は軽微だとしている。