ロマニスタから愛されたモウリーニョはなぜ解任されたのか【現地発】
愛情と感謝を示す横断幕と指揮官に捧げるチャントが
チェルシー、マンU、トッテナム、そして今回のローマと直近4クラブはすべて途中解任。指揮官モウリーニョが正念場を迎えている。(C)Getty Images
2024年1月16日、ローマのモウリーニョ監督が解任された。ファンからは圧倒的な支持を集めていたが、仇となったのはそのロマニスタたちを惹きつけていた「戦う姿勢」だ。オーソリティーとの対立も厭わない指揮官は、クラブにとっては不都合な存在でしかなく…。(文:マウリツィオ・クロゼッティ/訳:片野道郎 2024年2月1日発売ワールドサッカーダイジェスト『ザ・ジャーナリスティック イタリア』を転載) ―――◆―――◆――― 2024年1月16日、ジョゼ・モウリーニョの足かけ3年にわたる「ローマの休日」は、突然その幕を閉じた。ASローマのアメリカ人オーナー、ダン・フリードキンが、何の前ぶれもなく監督解任に踏み切ったのだ。 後任に招聘されたのは、フランチェスコ・トッティに次ぐローマのシンボルとして長年チームを支え、4年前に現役を引退して監督の道に進んでいたク
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