『ミッション・インポッシブル』トム・クルーズのヤバすぎアクション3選 ぶっとび撮影裏話も
『ゴースト・プロトコル』世界一の超高層ビルの外壁をスパイダーマンのごとく這い上がれ!
トム・クルーズ主演のスパイアクション超大作『ミッション:インポッシブル』。往年の人気ドラマ『スパイ大作戦』を基に、トム演じるイーサン・ハントがIMFエージェントを率い、世界を股にかけて実行不可能(インポッシブル)なミッションを遂行する本作は、ドラマから受け継がれるアイコニックなテーマ曲を耳にしただけで胸が高鳴るが、見どころはもちろん、トムが魅せる命知らずのヤバすぎアクションの数々。今回は中でも、あり得なさが半端ないアクション3選をピックアップして紹介する。 【写真】“イーサン”トム・クルーズのヤバい超絶アクションを写真でチェック 2011年に公開されたシリーズ第4弾『ゴースト・プロトコル』で、IMFのメンバーは今も世界一の高さを誇るドバイの超高層ビル、ブルジュ・ハリファに。サーバーに文字通り“外から“侵入するため、イーサンは全高829.8mの外壁を、123階から130階まで、なんとも心許ない密着グローブだけを頼りによじ登るミッションに挑む。しかも戻りは、身体に巻き付けたロープの長さが届かず、ジャンプで部屋に飛び込むから観ているこちらも命が縮む思いだ。 劇中イーサンもひるむスタントを、トムはハーネスを頼りに自ら行った。敵の到着まで26分の設定だったが、実際の撮影でも、ハーネスに負荷がかかり血流を阻害すること、ヘリコプターによる撮影が30分に限られていたこと、またIMAXカメラのフィルム尺の限界もあり、短時間で行うことを要した。トムは、ブルジュ・ハリファの外壁を質感から温度まで再現したガラスの壁で訓練を重ね、撮影に挑んだそうだ。 後に、本作を観たマット・デイモンがレストランでトムにばったり遭遇。『ボーン』シリーズで自身もアクションをしているマットは、どうやったらあんなスタントが出来るんだと聞いたそう。その秘訣についてトムは、「セキュリティ担当者に危険すぎるからダメだと言われた。だから別のセキュリティ担当者に会ったんだ……」つまりトムを阻むものは、高さでも恐怖でもなく、危険性を訴えるセキュリティ担当者だったという…。