「保守主義者」のレッテルは…“17歳の抜擢”が示すデシャン監督の本質【ワールドサッカーダイジェストのザ・ジャーナリスティック】
CLで市場価値が高まれば100億での売却も夢では
この8年で徐々に若返りを進めながら、陣容に質と量を上積みしてきたデシャン監督。実際は「保守主義者」ではなく「実用主義者」だ。(C) Getty Images
フランス代表の最年少デビュー記録が塗り替えられた。17歳と9か月29日でレ・ブルーの一員となったカマビンガの抜擢が物語るのは、現代表監督の本質だ。デシャンに「保守主義者」のレッテルを貼るのは間違っている。(文:フランソワ・ヴェルドネ/訳:結城麻里 2020年10月1日発売ワールドサッカーダイジェスト『ザ・ジャーナリスティック フランス』を転載) ―――◆―――◆――― 17歳と9か月29日でのA代表デビュー――。 9月8日のクロアチア戦でフランス代表の歴史を塗り替えたのは、2002年11月10日生まれのエドゥアルド・カマビンガだ。従来の最年少デビュー(第2次大戦後に限る)は、1955年4月3日にマリアン・ウィスニウスキが記録した18歳と2か月2日だった。 カマビンガがクロアチア戦のピッチに登場したのは、試合が後半に入っていた63分のことだった。エヌ
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