上野のパンダ、シャンシャンに中国まで会いに行ってみた!パンダは国境を越え、平和をもたらすと実感した
2023年2月21日、惜しまれながら中国に返還されたパンダのシャンシャン。上野動物園で12年間毎日パンダを撮影し続けているパンダウォッチャーの高氏貴博さんが、中国までシャンシャンに会いに行ってきました!(撮影◎高氏貴博 構成◎本誌編集部) 【写真】タケノコの間から世界をのぞく?シャンシャン * * * * * * * <前半からつづく> ◆シャンシャンブームに触発されて? 日本でのシャンシャンブームに触発されてか、中国でのパンダ人気も以前より盛り上がっているようです。 一番人気は、成都にある「成都ジャイアントパンダ繁育研究基地」で2020年に生まれた、メスの「和ホーファ花」。 こちらも見学に行きましたが、ものすごい行列でした。
◆中国でも愛されているシャンシャン 雅安基地で印象的だったのは、訪れる中国の方たちのマナーの良さ。 シャンシャンが現れると、「シー!」と周りに合図して、大きな音をたてないように気遣っていました。 中には上野のパンダバッジをつけている方や、シャンシャンのぬいぐるみを持っている方も。 私が日本人だと知ると、一般公開後に撮影したシャンシャンの動画や写真を見せてくれて、みなさん大変フレンドリー。 シャンシャンが中国でも愛されていて、嬉しかったです。
◆パンダは平和をもたらす動物 愛らしいパンダを見て和やかな時間を過ごした私たちの間には、国も言語の壁もなく、ただ平和な空間がありました。 「パンダ外交」などと言われますが、パンダは私たち人類に本当に平和をもたらす動物だと思います。 2024年も、絶対にシャンシャンに会いに行きます。 母:シンシン(真真)2005年生まれ・雌 父:リーリー(力力)2005年生まれ・雄 子:シャンシャン(香香)2017年生まれ・雌 シャオシャオ(暁暁)2021年生まれ・雄 レイレイ(蕾蕾)2021年生まれ・雌 (構成=本誌編集部、撮影=高氏貴博)
高氏貴博