【tuned by STI】オジサン瞬殺。スバリスト垂涎のWRXマニュアルトランスミッション仕様車をスバルは最後まで日本で売らないのか考えた結果…
全天候型最強4ドアスポーツカーWRXの存在意義
スバルファンの皆さんにとって、現行モデルで一番好きな車種って何でしょうか? ワイは昭和の還暦オジサンなので、スバルといえばレガシィかインプレッサWRXの印象が強く、予算あってもいま買いたいクルマがありません。 この記事の他の画像を見る
スポーツ濃度が高いWRXにマニュアルトランスミッションの設定がなく、BRZにしてもターボじゃないのでいまひとつ食指が動きません。時代が変わったとはいえ、海外に目を向ければWRXは左ハンドル仕様のみならず、右ハンドル仕様もMTの設定があります。でも日本じゃスバル独自のCVTだけ。
当初スバルは「既存のミッションでは容量が足りない。新規開発しようにも見込み販売台数を考えるとコストに見合わない」といっていたように記憶します。ちなみに最高出力を表す単位、psとhpを計算すると日本も海外も同じパワー。どう考えたって日本で売らない理由がわかりません。だって、右ハンドル仕様のMT車を現に作っているのですから(掲載画像は北米仕様)。
北米じゃ2024年モデルから「tuned by STI」を設定。2025年モデルも継続し販売するそうで「tS」の専用エンブレムさえ作り装着しています。現地メディアのレポート読むと「ライバル車たちと比較して特段ハイパワーというワケじゃないけど、乗って楽しい存在価値のあるクルマ」と評されています。
現行WRXデビュー直後は社内で検討中なんてウワサはあったものの、半年と経過せずにその声も消えてしまいます。この辺の判断って、モリゾウさんじゃないけど、やはりトップの一声なんだと思います。残念無念としかいいようがありません。
スバルの偉い人たちはきっと「WRX」命名の想いを忘れてしまったに違いない。WRの2文字は「WRC」、RXは現在のスバルAWD技術の祖となるモデル「RX」に由来します。
現行型最上級スポーツモデルは「STI Sport R EX」です。STIはいうまでもなく「スバルテクニカインターナショナル」の意。そこにスポーツとRとEXまで付けちゃうんだから、もうブランドの安売り状態。オジサンはまったく理解できませんね。