「芸人の問題よりよっぽど悩んだ」ジャンポケ・おたけ もんじゃ屋経営で母と対立した日々を振り返る「マザコンで一度も揉めたことなかった僕が」
ジャングルポケットとしてお笑いを続けるかたわら、実家が営む月島のもんじゃ屋「竹の子」の経営にも携わるおたけさん。「結構マザコンだった」とみずから語る母との関係も、親子商売となると悩みが尽きない時期があったそうで── 。(全3回中の2回) 【写真】「おめぇ売れねえよ」と厳しい言葉も 個性的なキャラで知られるおたけさんのお母さん ほか(全13枚)
■母が25年間営んできたもんじゃ屋を継ぐことに ── 現在は、実家が営むもんじゃ屋「竹の子」の経営にも携わっています。お母さんが昔から営んでいるお店だそうですが、お手伝いされようと思ったきっかけは?
おたけさん:店自体は25年やっているのですが、都市開発で移転することが決まり、仮店舗で営業することになって。店のリニューアルがきっかけになりました。年齢的に母親ひとりでしんどいだろうなというのもあり、僕もそのタイミングで関わろうかと。何か、そういう時期だったんですよね。 ── どれくらいの頻度で店頭に立っているのですか? おたけさん:今は週2日くらいです。一昨年は週5で立っていたこともありました。とはいえ、1日じゅういるわけではなく、ちょっと顔を出すだけの日もありましたけど。
── お店で働いているスタッフのなかには、芸人の卵もいるそうですね。 おたけさん:芸能界を目指している子が何人かいて、芸人になった子もいます。バイト募集は僕のSNSなどで告知していたので、少なくとも僕のことを知っていて応募してくれていて。俳優や格闘家を目指す子もいました。おもしろいことに、うちの店で働き出すと売れていく子が多いんですよ。 ── スタッフとコミュニケーションを取るときに気をつけていることはありますか?
おたけさん:一緒ですよ。マジで僕、このままなんで。僕から芸能の話はしないんですけど、いろいろ聞かれるかなと思ったら、意外と誰も相談してこないっていう。普通に雇い主とアルバイトの関係性です。 ── 店主であるお母さんはなかなか濃いキャラなのだとか。 おたけさん:そうですねぇ。母親は結構キツいところもあって「おめぇ売れねえよ」とかアルバイトの子に言ったりもしますけど、みんなうまくやってくれています。