吉本興業が会見 宮迫さんらの主張受け(全文7)笑いと芸人を愛する気持ちは人一倍
岡本社長自身、吉本興業の社長にふさわしいと思うか
朝日新聞:かなり吉本興業さんに対する世間の信頼も、タレントの方の信頼も失われている状況だと思います。先ほど来、いろいろお話がありますが、岡本社長自身は、ご自身が今、吉本興業という、こういう会社の社長にふさわしいとお考えでしょうか。 岡本:僕的には、タレントやいろんな人から怒られたりとかしながらも、1つだけ思っているのは、笑いを愛して、笑いをつくられる方、笑いを表現される方を愛しているというところにおいては人一倍思っていることだと思います。ただ、それをどう伝えていくかとかそういったことにおいて未熟であり、駄目で情けないといいますか、そういったところが信頼を得られていないとするならば、その思いをもう一度きちんと伝えていけるところから始められればというふうに思っております。 朝日新聞:つまりお辞めになる考えはないということでよろしいですね。 岡本:現時点ではこの環境をきっちり、より強固なものにしていくべく精進してまいりたいと思います。 朝日新聞:環境が変わったあとは考えるという理解でよろしいんでしょうか。 岡本:環境がどこで変わるかもありませんので、そんな先のことまでは考えてないです。 朝日新聞:ありがとうございます。 笠井:次の方どうぞ。じゃあ、すいません、一番前の列の白いワイシャツの方、お願いします。
大崎会長はどの程度関与していたのか
スポーツニッポン:スポニチの桑原と申します。お世話になります。すいません、まず1つは、この一連の流れの中で大崎会長がどの程度、どういう形で関与されていたのかというところをお伺いできればと思います。 岡本:大崎とはもちろん密にコミュニケーションを取っておりますが、現場を実行してきましたのは私であります。 スポーツニッポン:意思決定に関して、幾つか意思決定というか、判断する局面があると思うんですけれども、そこには会長の意思はなかったということですか。 岡本:当然、相談もし、確認もし、共に決定するというケースもあります。 スポーツニッポン:もう1つ、すいません。このいただいた時系列の紙なんですけれども、7月18日の一番最初の項目なんですが、どうしても会見したいならば、もともと希望していたはずの引退か契約解消かということがあるんですけれども、「もともと希望していたはず」っていうのはどこに掛かるのかがちょっといまひとつ不明瞭なので、ここを教えていただきたいんですけれども。 岡本:これはすいません、法務の小林からご説明します。 小林:7月12日、先方より書面を受領しております。19日までの会見実施の可否を16日までに回答せよと。19日までの会見ができなければ自らで会見する可能性があると。ここを受けての同じ内容であるということでございます。 スポーツニッポン:いや、引退か契約解消かっていうのは、「もともと希望していたはずの」っていうのはそこに掛かると思うんですけど、引退か契約解消かっていうこと。その12日の文書には引退か契約解消かに関する記述はないと思うんです。 小林:自らで会見する可能性があると言っておりますので、引退か契約解消だというふうに弊社としては考えております。