信頼関係を築けず、内部統制も取れていない現状をどう思うか

朝日新聞：分かりました。こういう形で、今日の会見を聞いててすごい思うんですけれども、芸人との信頼関係を築けていない、まったく内部統制も取れていない。そういうことについては社長はどう思いますか。 岡本：僕の不徳の致すところです。申し訳ございません。 朝日新聞：例えば吉本興業さんが今、先ほども似たような話がありましたけど、自治体で共同でイベントをやったりとか事業をしたりとか、非常に公共性が高いところにも進出していますけれども、こういうガバナンスが利いていない状態でそういったところに進出しても本当に大丈夫なんですか。 岡本：われわれはコンプライアンス等を順守してまいっておりましたが、こういうことが起こって、再発防止ということも関係各省に随時ご報告、ご相談しながら進めさせていただいておりますので、各所、皆さまご理解いただけるのであれば、あるいはいただきながら、やれることをやれていければというふうに思っております。 朝日新聞：すいません、最後に。先ほどからも質問がありますけど。 小林：すいません、その前に、ご質問の前に1つちょっと言っておきたいんですけれども、ミスコミュニケーションの話がありましたけれども、代理人間（かん）でのやり取りということは先方弁護士さんの要望でもあったということで、そこはご理解いただければなと思います。 朝日新聞：先ほどのお話もありましたけれども、一般的に考えて、社長が首にするぞというような会社はあり得ないと思います、トップがパワハラをするような会社は。また、先ほどテープを回すぞというお話、冗談だったというお話がありましたが、それは本当かどうかっていうところもありますけれども、仮に先ほどから詐欺被害者のお話をされている場でありますし、そういう真面目な場で冗談を言うっていうのもどういうものかなというような気もします。 岡本：テープを回すぞということは言ってないです。こちらが回すとかっていうことではなく、そのときのいろいろ遅々と進まない状況もあって、環境を変えるためにっていうところでのことではありましたが、結果的に不快な思いと嫌な思いをさせたということだと思います。