小池都知事定例会見11月25日(全文2完)豊洲問題、のり弁ののりはがした状態
29日の4者協議は公開されるものなのか
新宿新聞:新宿新聞のキダと申します。29日の4者協議、これはまず公開されるものなんですか。それから、公開されて結論が出ましたときに、そこでもう全て決着したというふうに取ってよろしいのでしょうか。それからもう1つは小池都知事のもったいないという考え方、もったいない思想といいますか、そういう考え方と復興五輪という考え方がその中に貫かれているのかどうかということを、どういうふうにお考えになるのかなというふうにお聞きしたいんです。 小池:ありがとうございます。4者協議につきまして、これは東京都も主張させていただいてオールオープンという形となりました。よってオールオープンという形になります。それから4者協議、次の4者協議というのがファイナルな結論になるのかどうかというお尋ねでございますけど、それはその協議次第ということになろうかと思います。しかしながらみんな共有した思いを持っているということは先ほど申し上げたとおりでございます。そしてその前にテクニカルな専門家の皆さま方の交渉も、これあり、でございます。ということで4者協議にはしっかりと臨んでいきたいと思っております。 それからもったいない精神でございますが、これはなんであれ同じでございまして、いかにしてもったいないことのないようにするのかというのは、私がこれからも都政を担う上で大切な柱にしていきたい。そして復興についてでございますけれども、これについてもぜひ復興五輪ということからスタートしているという点については、しっかりと必要な場でこれからも発言をしていきたいし、そしてまた関係の皆さま方にもその点をご理解いただきたいと思っております。
懲戒処分などについて、いつごろから考えていたのか
朝日新聞:朝日新聞のオカといいます。盛土の問題については9月に公表され、2回にわたる検証報告書が出され、今日、懲戒処分ということに至ったわけですけれども、先ほど知事からもありましたが、今回のような行政上の事案について職員への、退職者も含めた懲戒処分というけじめのつけ方が必要というような考え方というのは、いつごろの時点で知事の頭の中に出てきたものなのか。それはいったいどういう理由なのか、その点をお聞かせください。 小池:今回の盛土に関係する問題でございますけれども、やはり行政の手続きにおいての大きな瑕疵であることは誰もが認めざるを得ないと、このように思います。行政におけるさまざまな問題については残念ながら枚挙にいとまはないんでございますけれども、それは国の組織であれ、地方自治体であれ、処分が行われるということでございます。企業でも同じではないかと、このように思います。 いつからかと言われましたら行政を預かる、地方の行政を預かる身といたしましては、そういった手続きについてはいろいろな検証を進めるに当たっては、その点は、最後はそういった形を取らざるを得ないのではないかと残念ながら思ったところでございます。第一次、第二次、二度にわたる報告書を作成しながら、その問題点をピンポイントで指し示すということはすなわちそういうことではないかと、このように思います。