日鉄とUSスチール、バイデン米大統領らを提訴 買収阻止命令受け
(c)AFPBB News
【1月7日 AFP】日本製鉄とUSスチールは6日、ジョー・バイデン米大統領が日鉄によるUSスチール買収計画の中止を命令したのは「違法な政治的介入」に当たるとして、首都ワシントンの連邦控訴裁に提訴した。 日本製鉄は7日に会見を開き、橋本英二会長は「バイデン大統領の違法な政治的介入によりCFIUS(対米外国投資委員会)の審査手続きも適正に実施されないまま、今回の大統領命令に至ったものであり、到底受け入れることはできない。(中略)少々のことでぐらつくことはない。これをあきらめなきゃいけない理由も必要もない」と述べた。 両社は発表文で、買収計画に対する不当介入の禁止および是正を求めて法的手続きを開始したと述べた。 20日に退任するバイデン氏については、法の支配を無視し、労働組合の支持を得るために「政治的な目的」で不適切な影響力を行使し、計画を阻止したと主張している。(c)AFPBB News