夏こそサウナ!登録有形文化財の温泉宿で贅沢リトリート【東原妙子の「ととのい道」】
エディターであり「uncrave WHITE」クリエイティブディレクターの東原妙子さん。実は無類の温泉&サウナ好き! そんな東原さんの「ととのう」リトリート旅。東原さんが堪能した温泉&サウナから、今回は伊豆・修善寺「おちあいろう」の贅沢サウナ&テントサウナを紹介。 【写真】東原妙子のととのい道 おすすめ温泉、サウナ、ホテル
伊豆・修善寺「おちあいろう」に宿泊してきました。創業150年の登録有形文化財の温泉宿で、2019年にリニューアルした際に新設されたサウナは2年連続でサウナシュランに選ばれ、サウナー界隈でも話題になりました。 修善寺駅から車で約20分。豊かな自然に囲まれた山間に「おちあいろう」はあります。 1874年の創業時、2本の川が落ち合う(合流する)場所に建つことから、旧幕臣の山岡鉄舟が名付けたそう。以降、島崎藤村、川端康成、北原白秋など、名だたる文人墨客にも愛された歴史情緒あふれる老舗旅館です。
さて部屋で一息ついたら、いよいよ温泉へ。 「おちあいろう」には、男女入れ替え制の大浴場が2つあり、それぞれに趣向が異なる名物サウナがあります。 こちらは、「天狗の湯」。天狗も入ったと言われる露天岩風呂と、湯けむりに包まれた幻想的な洞窟風呂を楽しむことができます。 その奥に佇むのが、“今行くべきサウナ10選”のひとつとして、2020年のサウナシュランにも選ばれた「天狗サウナ」です。室内に温泉が流れ込む造りで保温効果が高く、狩野川の眺めや壁一面に敷き詰められたヒノキの香りを楽しめるのが特徴。 サウナ内は比較的高温になり、水風呂は天然の川の水でしっかり冷たいので、バチバチにととのいたい“ガチ勢”には断然この「天狗サウナ」をおすすめしたい。
さらに「おちあいろう」には、一日一組限定で、テントサウナをプライベート貸し切りできるプランがあり、これがまた最高すぎるのです…! テントサウナは宿の敷地内を流れる狩野川の畔に設置されていて、サウナで汗をかいたら、天然の水風呂(=目の前の川)に入ってクールダウン→川のせせらぎを聞きながら外気浴というワイルドな“ととのい”体験。